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妙峰山廟会における民衆の信仰組織(香会)とその活動に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16652004
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 中国哲学
研究機関名古屋大学

研究代表者

櫻井 龍彦  名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (60170643)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード国際研究者協力 / 妙峰山 / 香会 / 碧霞元君信仰 / 道教 / 仏教 / 中国 / 北京 / 顧頡剛
研究概要

今年度は5月6日〜13日に春季廟会、9月3,4日に秋季廟会の調査をした。
(1)廟前にある歴代の石碑を調査し、撮影した碑文を解読し、データベース化した。
→康煕・乾隆時代から残存するものを含め、現在45基の碑を確認した。碑の写真と碑文の内容、現在復活した香会との関係等についての詳細データは、2006年3月に出版した中国語による報告書(総490ページ)にまとめた。
(2)日本で未見の資料を収集した。
→関係者の協力をえて、民国時代の貴重な資料はもとより、雑誌、新聞記事などに掲載された断簡零墨に近い資料も網羅的に収集し、A4コピーで3,600ページの分量になった。
(3)香会および香客(参拝者)の現地調査。
→2年間で、これまでに復活した香会を完全に把握することはまず不可能であるが、少なくとも約80の存在は確認した。そのうち重要な香会については、個別に密着調査をはじめた。また廟会の当日だけではなく、その準備段階における香会の行程についても参与観察した。密着型の追跡調査と準備段階の調査は従来だれも行っていない。香客については、初年度にアンケート調査をし、275人から回答をえた。また個別の聞き取り調査もおこなった。その結果は報告書に入れてある。
(4)秋季廟会の調査。
→従来、全く報告のなかった秋の廟会について、ほぼ実態を知ることができた。これは妙峰山廟会研究史の空白を埋めるものである。参加した香会などのデータは報告書に記載してある。
(5)碑文の分析から香会の成立背景及び現在の組織のあり方を探った。
→報告書に中国側協力者を含めた調査報告、論文などを21本収めた。
研究成果としては、上記の中国語による報告書とは別に、論文として「妙峰山における「香会」の復活と現代的意義」加地伸行先生古稀記念事業会編『中国思想の十字路』所収(研文出版、2006)を発表した。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 図書 (2件)

  • [図書] 「妙峰山における「香会」の復活と現代的意義」加地伸行先生古稀記念事業会編『中国思想の十字路』2006

    • 著者名/発表者名
      櫻井 龍彦
    • 出版者
      研分出版(所収)(印刷中)
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 〓于妙峰山〓会的民〓信仰組〓(香会)及其活動的基〓研究(研究成果報告書(中国語))2006

    • 著者名/発表者名
      櫻井 龍彦(編著)
    • 総ページ数
      490
    • 出版者
      ユニテ
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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