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高校生の口頭能力に関する基礎的研究-高校生の口頭能力試験開発に向けて-

研究課題

研究課題/領域番号 16652041
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 日本語教育
研究機関山陽学園大学

研究代表者

山根 智恵  山陽学園大学, コミュニケーション学部, 助教授 (60269983)

研究分担者 難波 愛  山陽学園大学, コミュニケーション学部, 講師 (90368746)
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード高校生 / 口頭能力 / 談話 / 文化 / 言語習得 / ディベート / OPI / 日本語学習者
研究概要

1.日本人高校生(142名)、韓国人高校生(60名)、豪州人高校生(54名)へのアンケート調査の結果、異文化理解を主な目的として日本語を学習した韓国人・豪州人は、日本人より日本・日本文化に対して多様な見方をしており、異文化適応度も高いという結果が得られた。
この異文化適応度に関しては、Kelley and Meyersが中心となって作成した、Cross-Cultural Adaptability Inventoryの全50項目[下位尺度は(1)情緒の安定、(2)柔軟性・開放性、(3)認知の鋭敏さ、(4)自立性]を使用し、得られた数値で分散分析を行った。多重比較の結果、適応度は、豪州人>韓国人>日本人の順で得点が高かった。
ここから、異文化理解を目的とする外国語教育はLo Biancoらが提唱する「第三の場所」の構築に確実につながっていることが確認できた。
2.日本人高校生、韓国人高校生各4人のOPI(ロールプレイ部分)を分析した結果、日本人の非言語行動の特徴として、発話中の首振り(話し手の場合)と相槌の首振り(聞き手の場合)が観察された。ここから日本人が会話を円滑に進めていく際に、首の縦振りが重要な役割を担っていることが明らかとなった。また、韓国人の特徴として、目上の人との会話に、腕組み、肘付き、頬杖が観察された。これらは日本人には見られない手の動きであり、長幼の序を守る両国でも表し方が異なることが窺えた。
3.18年度の調査結果は現在分析中であるが、17年度までの項目・手法と異なる点は、次の通りである。この結果と未発表のデータについては、今後順次発表する。
(1)「目本らしさ」「日本文化らしさ」「学習希望項目」の選択理由を記述させた。
(2)「日本文化らしさ」の選択要因(例:日本人との接触、情報機器)を選択肢より選択させた。
(3)日本語能力の変化を分析するため、30人に春と冬の2回、インタビューを行った。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007 2006 2005 2004

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 高校生の日本文化のとらえ方と異文化適応度-韓国・オーストうリア・日本の調査結果をもとに-2007

    • 著者名/発表者名
      山根智恵, 奥山洋子, 難波愛, 井村多恵子
    • 雑誌名

      日本學報 第71輯(5月発行)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 日韓高校生の日本文化の捉え方とOPIにける非言語行動2007

    • 著者名/発表者名
      山根智恵, 奥山洋子, 難波愛
    • 雑誌名

      第5回国際日本語OPIシンポジウムProceeding (予定)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 高校の留学生における日本語習得と異文化理解-文法・談話構造の分析を中心に-2006

    • 著者名/発表者名
      山根 智恵
    • 雑誌名

      山陽論叢 第13巻

      ページ: 69-82

    • NAID

      110007038011

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 高校生における日本および日本文化に対する意識 -日本・オーストラリア・韓国での予備調査の結果から-2005

    • 著者名/発表者名
      難波愛, 山根智恵, 奥山洋子, 井村多恵子
    • 雑誌名

      山陽論叢 第12号

      ページ: 113-124

    • NAID

      110007037990

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 高校の留学生における日本語習得と異文化理解 -OPIの談話分析をもとに-2005

    • 著者名/発表者名
      山根 智恵
    • 雑誌名

      山陽論叢 第12号

      ページ: 103-112

    • NAID

      110007037989

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 高校の交換留学生における異文化理解と言語習得-OPIの談話分析を中心に-2004

    • 著者名/発表者名
      山根 智恵
    • 雑誌名

      The 3rd International Symposium on OPI, The 12th Princeton Japanese Pedagogy Forum Proceedings

      ページ: 103-109

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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