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メディア報道と地域イメージからみた犯罪多発地区の空間分析

研究課題

研究課題/領域番号 16652059
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 人文地理学
研究機関首都大学東京

研究代表者

若林 芳樹  首都大学東京, 都市環境学部, 准教授 (70191723)

研究分担者 中谷 友樹  立命館大学, 文学部, 助教授 (20298722)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード犯罪 / 地域イメージ / 犯罪恐怖心 / GIS / 空間分析 / 行動地理学
研究概要

本年度は、おもに前年度収集したデータの分析を中心として、以下の作業を行った。
1、近年の環境犯罪学、犯罪恐怖心、監視社会論をめぐる関連分野での議論をふまえて、犯罪の地理学的研究の成果と課題を整理し、2005年度人文地理学会大会で発表した。
2、犯罪の時間的・空間的クラスターを検出する空間統計学的技法について整理した後、新聞記事などの犯罪データを活用して、その有効性を検討した。さらに、「ひったくり」に着目し、京都府警との共同研究を通して、それらの有効性を検証した。その結果、「ひったくり」の空間的な分布に関する、社会地区分析的な解析の有効性が明らかになった。さらに、時空間スキャン統計量による時空間的な「ひったくり」の集積性検出とその可視化が、「ひったくり」の時空間的な分布特性の把握だけでなく、防犯・警戒態勢の妥当性の検証に有用であることが分かった。
3、大学生を対象にして、都道府県および東京23区に対する犯罪危険度の主観的評価、および犯罪情報の入手経路についてアンケート調査を行った。その結果、実際の犯罪発生率と犯罪危険度の主観的評価は、ある程度の相関関係はみられるものの、地域イメージによるバイアスを受けて、一定の乖離が存在することが判明した。また、居住地周辺の地域での犯罪情報は主に口コミで入手しているのに対し、他の地域については主にマスコミを通じて得られていることが確認され、警視庁等が公開している犯罪発生マップの認知率はきわめて低いことが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005 2004

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] Geographically weighted Poisson regression for disease associative mapping2006

    • 著者名/発表者名
      Nakaya, T., Fotheringham, S., Brunsdon, C., Charlton, M.
    • 雑誌名

      Statistics in Medicine 24

      ページ: 2695-2717

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] GISで空間分析2006

    • 著者名/発表者名
      中谷 友樹(分担執筆)
    • 出版者
      古今書院(印刷中)
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 地図を学ぶ-地図の読み方・作り方・考え方-2005

    • 著者名/発表者名
      若林 芳樹(分担執筆)
    • 総ページ数
      204
    • 出版者
      二宮書店
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 保健医療のためのGIS2004

    • 著者名/発表者名
      中谷友樹, 谷村 晋, 二瓶直子, 堀越洋一
    • 総ページ数
      249
    • 出版者
      古今書院
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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