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対馬における「国境」観の変遷と利用戦略に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 16652063
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関愛媛大学

研究代表者

村上 和弘  愛媛大学, 国際交流センター, 講師 (40363262)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード対馬 / 離島 / 日韓関係 / 交通 / 国際交流
研究概要

2006年8月、10月、そして2007年3月の3回にわたり、対馬市にて現地調査および資料収集にあたった。8月の調査は「対馬アリラン祭」を中心に参与観察および関係者への聞き取り調査を行なった。この「対馬アリラン祭」は対馬における日韓交流行事の象徴的存在であるが、それだけに日韓関係の影響を受けやすい。この年は春先にかけて来島韓国人観光客の行動が全国ネットのTVニュースや新聞で取りあげられたこともあり、特に、これら全国規模で流通するマスメディア言説への反応に注目しつつ調査を行った。10月は「対馬アリラン祭」との関係を念頭に、厳原八幡宮例大祭の参与観察を行なった。この両者は同じ地区で開催されており、地区住民にとってはともに屋台や出し物が出る「ハレの日」であることには変わりない。しかし、前者が「日韓友好」のイベントであるのに対し、後者は神社の祭礼であり、その性格付けはかなり異なる。そこで、特に対韓感情および郷土意識に注目しつつ、調査を行った。2007年3月は、昭和20年代を中心に資料収集を行なったほか、当時の貿易に関わる様相について関係者にインタビューを行なった。
このほか、昨年度に引き続き、対馬に関連する学術論文・調査報告書の調査収集を行なった。また各種基礎資料、特に交通手段・ルートの変遷に関する資料の調査収集に努めた。この過程で対馬における観光開発関連も収集を行った。これらの文献資料と聞き取りデータとを照合しつつ、地域の全体像を明らかにするための作業を進めた。
なお、今年度までの成果の一部は論文として『国際交流センター報』に発表したほか、2本を投稿中である。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2005 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 戦後期対馬島のイメージを巡る素描-昭和20年代を中心に-2007

    • 著者名/発表者名
      村上 和弘
    • 雑誌名

      愛媛大学国際交流センター報 (創刊号)

      ページ: 10-15

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 〓〓〓 〓〓〓(對馬)〓 〓〓〓2005

    • 著者名/発表者名
      村上 和弘
    • 雑誌名

      韓国日本学連合会 第3回国際学術大会Proceedings

      ページ: 474-476

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 戦後対馬における「都市」のライフヒストリー2005

    • 著者名/発表者名
      村上 和弘
    • 雑誌名

      人文学論叢(愛媛大学人文学会) 第7号

      ページ: 118-130

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 〓〓〓 〓〓〓 〓〓〓〓 〓〓 "〓〓〓〓"2004

    • 著者名/発表者名
      村上 和弘
    • 雑誌名

      韓国日本語文学会 第20回学術発表大会Proceedings

      ページ: 251-253

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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