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コモンズとしての森林に生じる鳥獣害問題についての環境社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16653043
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 社会学
研究機関滋賀県立琵琶湖博物館

研究代表者

牧野 厚史  滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 主任学芸員 (10359268)

研究分担者 藤井 弘章  國學院大學, 日本文化研究所, 専任講師 (00365511)
亀田 佳代子  滋賀県立琵琶湖博物館, 主任学芸員 (90344340)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード鳥獣害 / 森林 / コモンズ / カワウ / 竹生島 / 「鵜の山」 / 鳥獣被害
研究概要

多数のカワウが生息する愛知県知多郡美浜町大字上野間通称「鵜の山」の森林および、カワウ営巣により森林「被害」が深刻化している滋賀県長浜市(旧びわ町)大字早崎竹生島における森林について、住民・関係者の森林「被害」認知の相違にポイントをおいて、文献資料と現地での関係者からの聞き取りを併用した調査をおこなった。さらに森林現況についての生態学的調査、航空写真をもちいた判定によって両地区森林における枯損域の拡大についての実態把握をおこなった。その際、既存の研究をレビューすることによって、「鵜の山」については営巣地の現況把握が手薄であること、また、逆に竹生島では森林の保全と管理実態と歴史的変遷に関する資料が手薄であることが判明してきたので、「鵜の山」の森林については集団営巣地の規模(営巣数、糞量)と森林への影響(植生,樹木枯損度,土壌の養分組成,植物および土壌の同位体比)についての分析をおこない、竹生島の森林ついては土地利用の現況および歴史的背景についてのヒアリングに重点をおいた調査を行なった。それらの聞き取り情報と「被害」の現況および歴史的変遷とをあわせることによって、両地区住民の「被害」認知が相違している要因を検討した。その結果、両地区住民による森林「被害」認知の相違が、生態学的な森林の実態的変化に対する直接評価に由来するのではなく、森林の社会的な位置づけの相違に由来しているという仮説を得た。また、調査情報集約の方法として,都市計画図をベースにGIS(地理情報システム=Geographic Information System)によりデジタル化した。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 琵琶湖から「鵜の山」へ-カワウの問題がむすぶ二つのフィールド2004

    • 著者名/発表者名
      牧野厚史
    • 雑誌名

      エコソフィア 12号

      ページ: 72-73

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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