研究課題/領域番号 |
16654034
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
増山 博行 山口大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (20091209)
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研究分担者 |
藤沢 健太 山口大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (70311181)
鏑木 修 山口大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (20089783)
土居 明広 山口大学, 大学院・理工学研究科, 非常勤研究員 (90403641)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 電波天文学 / 地上観測機器 / VLBI / メーザ天体 / 位相安定度 / 天文学 / 電波望遠鏡 / メタノール・メーザ天体 / 活動銀河核 / BSアンテナ |
研究概要 |
本年度の研究は以下の2項目について実施した。 1 BSアンテナによる観測の安定度の向上 本研究で用いているBSアンテナは屋外設置型であるが、架台の赤道儀が風雨にさらされることを前提としていない。そのため、干渉計実験を行うたびに屋外に設置し、望遠鏡の位置あわせを行うことが必要である。これが観測の安定度および稼働率を低下させている。 現状のシステムではこの間題を解決できないため、試行的観測の回数を増やし、観測に対する経験の度合いを高めることで、当面は観測を継続することを目標とした。しかし、この方法は現実にはあまり効果的な方法とならず、むしろ屋外設置の架台を工夫するほうが良い解決方法であるという結論が得られた。 2 人工天体および太陽電波の干渉計実験 実験の第1段階としてBSアンテナ2号機を稼動させ、アンテナ同士の信号の相関が可能なシステムを作った。特に実空間中で2台のアンテナで得られる電波信号を重ね合わせ、相関を得るよう工夫した点が特徴である。このシステムを使ってまず、静止衛星を天体に見立てて観測を行った。その結果、静止衛星の強い信号では明瞭な相関が得られた。相関の検出は周波数方向に正弦波的な振幅の変調が見られること、およびある周波数で測定した場合には1台のアンテナの位置を少しずつ変化させることでやはり正弦波的な振幅の変調が見られることで確認した。2つのアンテナで受信した信号を空間中で重ね合わせ、相関が得られることを示したこと、また相関を確認するために周波数方向とアンテナ位置の変化の両方を使うことがよい方法であることが結論として得られた。 引き続き太陽電波の信号を観測して、相関振幅の低下の度合いから太陽の電波放射領域のサイズを推定する観測を試みた。しかしこれは観測の安定度の間題および受信システムの雑音温度の高さのため、目的とした結果を得られなかった。
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