研究課題/領域番号 |
16654076
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
超高層物理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
家森 俊彦 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40144315)
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研究分担者 |
能勢 正仁 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (90333559)
竹田 雅彦 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (30236484)
MCCREADIE Heather 京都大学, 大学院・理学研究科, 研究員 (20378590)
亀井 豊永 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (10233967)
中野 慎也 京都大学, 大学院・理学研究科, COE研究員 (40378576)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 地磁気 / マグネトグラム / 古記録 / 数値化 / 太陽風 / ディジタル化 |
研究概要 |
(1)古いマグネトグラム記録をディジタル画像ファイル化する作業およびその画像を処理してデータベース化する手順の効率化を進めた。 (2)データベース化した処理済みの画像ファイルをwebから公開した。(http://swdcft49.kugi.kyoto-u.ac.jp/film/index-j.html) (3)磁気圏境界面での速度シアーによるケルビンヘルムホルツ型不安定性が主要な発生メカニズムであるため、太陽風速度と関係があるPc5型地磁気脈動の性質を用いて、太陽風観測データのない1960年以前の地磁気観測データから太陽風速度を推定することを目的の一つにした。そのために、まず、太陽風速度とPc5型地磁気脈動の振幅の関係を調べた。その結果、600km/s以上の高速太陽風の場合も、太陽風速度と脈動の振幅の間の正相関の関係は、600km/s以下の場合の延長上にあることがわかった。また、Pc5型地磁気脈動の発生には、太陽風密度の変動が影響していることを示唆する結果が得られた。 (4)2次元画像処理手法を用いて連続なグラフ部分のみを取り出す試みを行った。 (5)2005年11月に英国エディンバラで開催されたディジタルデータ保存に関する国際会議PV2005に家森が出席し、当研究の成果の一部を発表した。 (6)ディジタル画像化されたデータを用いて、1960年のチリ大地震の時の世界各地の地磁気変化を調べた。その結果、震源から遠く離れたヨーロッパやアフリカでも地震波による磁力計の振動の影響が出ていること、また、イースター島では、津波の通過したと考えられる時刻に、津波による海洋ダイナモ電流が原因と考えられる地磁気変化が観測されていたことがわかった。この結果は、2006年5月の日本地球惑星科学連合2006年大会で発表を予定している。
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