研究課題/領域番号 |
16655029
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
渡會 仁 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30091771)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 磁気質量分析法 / 磁気泳動法 / 生体微粒子 / 磁化率 |
研究概要 |
平成17年度は、以下の研究実績を挙げた。 1 微粒子の落下開始法の開発 ガラスに付着させたポリスチレン微粒子を、絞り込んだ532nmのパルスレーザーにより選択的に落下させる方法を考案し、最適条件を検討した。垂直落下において、約10%の横方向の広がりを伴うことが確認された。 2 微粒子の速度測定法について 800マイクロメータのポールピース空隙に0.4TのNd-Fe-B磁石により磁気勾配を発生させ、そこにレーザ脱離により落下させたポリスチレン微粒子の速度を測定する方法として、レーザー光散乱法を開発した。すなわち、マルチラインスリットを装着したオプティカルファイバーと対物レンズを用いて、散乱光をスパイク状の信号としてオシログラフ上にて観測する方法を考案した。この方法により、マイクロ秒オーダーの落下速度の測定に成功した。 3 速度変化から質量と磁化率を同時に求める解析法の検討 磁気勾配中のポリスチレン微粒子の落下速度は、磁気力の作用により勾配中の位置に依存して変化した。この速度の変化から、解析式を用いて質量と磁化率を同時に求める方法を検討した。その結果、10μmレベルのポリスチレン微粒子において、良好な結果を得ることができた。 以上のように、昨年度より開始した本研究の目的は、基本原理の確証ができたことより、ほぼ達成されたと言える。 4 さらに、磁場と電場により発生する電磁力により、液中の微粒子の付着力を測定する方法を検討し、実試料として、酵母細胞の付着力の測定を行った。
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