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サイズモエレクトリック効果を利用した新しい材料欠陥検出法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16656036
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 機械材料・材料力学
研究機関弘前大学

研究代表者

齊藤 玄敏  弘前大学, 理工学部, 助教授 (70264091)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードサイズモエレクトリック効果 / き裂 / 導電率 / 非破壊検査 / 表面電位 / 超音波 / 電位差
研究概要

前年度は,サイズモエレクトリック効果は室内実験用計測システムのプロトタイプを作成し,サイズモエレクトリック効果の測定を行った.き裂と見立てた試料間の間隙で発生したと思われるサイズモエレクトリック信号の測定に成功しているが,信号が微弱でノイズの影響をかなり受けている状態であった.
本年度は,作動増幅器を用いたノイズ対策や電極やフィルターなど計測システムに改良を行い,サイズモエレクトリック信号の質の向上をはかった.雑音の主な原因は,音波の励振に使用している圧電センサからの誘導であり,これが非常に卓越しているためにサイズモエレクトリック信号の識別を難しくしていた.これを作動増幅器で参照電極との差を取ることで誘導を除去し,比較的明瞭に確認できるようになった.その信号レベルは,本研究で試作した実験システムでは数十マイクロボルトであることが分かった.
そのうえで,き裂内部に満たされている流体の導電率をパラメータとした測定を行った.流体の導電率は塩化ナトリウム水溶液を用いて0〜10mΩ/cmの範囲で調整した.この結果,精製水のように導電率がほぼゼロに等しい流体中ではサイズモエレクトリック信号は測定できず,一方,1〜2mΩ/cmで最大となる.さらに,この範囲をこえると再び測定できない状態になることが判明した.今後は,実験試料とき裂寸法の小型化,そして,金属材料の欠陥検出へ適用し,実用レベルの非破壊検査に近づけていく予定である.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] サイズモエレクトリック効果を利用したき裂検出の試み2005

    • 著者名/発表者名
      齊藤玄敏
    • 雑誌名

      日本機械学会2005年度年次大会予稿集 (発表予定)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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