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ナノチューブを用いた次世代3次元ピコインデンターチップに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16656079
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 知能機械学・機械システム
研究機関東北大学

研究代表者

高 偉  東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (70270816)

研究分担者 小野 崇人  東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90282095)
清水 浩貴  九州工業大学, 工学部, 助教授 (50323043)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードインデンテーション / ナノチューブ / PZT / 変位センサ / 変調 / ナノメートル / ピコメートル
研究概要

本研究では、カーボンナノチューブなどのインデンターの先端をXYZ3次元的に超精密に制御し,インデンテーションをすることによって3次元ナノ構造体などの局所的な機械的特性を計測できる超小型ピコインデンターチップ装置を提案する.本年度では、昨年度提案したインデンテーション機構の装置化及びインデンテーション実験を行った.インデンテーション装置はインデンター部と試料支持部で構成される.インデンター部の3軸PZTアクチュエータにインデンターを取り付ける.試料支持部のレバーで試料を保持する.試料がインデンター部のZ軸PZTによって押し込まれると試料保持レバーがたわみ,そのたわみ量を静電容量型変位センサで計測する.PZTの押し込み量とレバーのたわみ量との差を取ることによって,インデンテーション深さを求める.また,レバーの弾性係数とたわみ量からインデンテーション力を計算する.試作した装置の基本特性を実験で調べた結果,インデンテーション深さとインデンテーション力の範囲はそれぞれ0.1nm〜6μm,0.2μN〜13mNとなっていることが分かった.また,120秒間のインデンテーション深さ及びインデンテーション力の安定性はそれぞれ5nmと10μNとなっていることを確認した.さらに,3次元微細構造の局所的な機械特性を調べる目的で,走査型電子顕微鏡でのインデンテーション実験も行った.走査電子顕微鏡を用いて特定した位置にインデンテーションを行った.位置決めの分解能は0.1μmオーダであった.試料にはLSIなどの配線で用いられているアルミを用いた.本装置でインデンテーションをして得たインデンテーション深さ及びインデンテーション力のデータからアルミ試料のマイクロハードネスを計算した.カタログ値に近い値が得られたことから本研究で開発したインデンテーション装置の有効性を確認した.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] A nanoindentation instrument for mechanical property measurement of 3D micro/nano-structured surfaces2006

    • 著者名/発表者名
      T.Motoki, W.Gao, S.Kiyono, T.Ono
    • 雑誌名

      Meas.Sci.Technol. 17

      ページ: 495-499

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 3次元ナノサーフェス物性評価のためのナノインデンテーション装置2005

    • 著者名/発表者名
      元木健順, 高偉, 清野慧, 小野崇人
    • 雑誌名

      2005年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集

      ページ: 1053-1054

    • NAID

      130004657779

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 3次元ナノ構造体物性評価のためのナノインデンテーションに関する研究2004

    • 著者名/発表者名
      元木健順, 高偉, 稲川雅樹, 清野慧, 小野崇人
    • 雑誌名

      第48回日本学術会議材料研究連合 講演会講演論文集

      ページ: 354-355

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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