研究課題/領域番号 |
16656115
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
大山 永昭 東京工業大学, 大学院理工学研究科, 教授 (50160643)
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研究分担者 |
山口 雅浩 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (10220279)
小尾 孝史 (小尾 高史) 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (40280995)
谷内田 益義 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 特任助教授 (10220170)
鈴木 裕之 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (20397053)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | バイオメトリクス / 光暗号化 / 指紋認証 / パターンマッチング / 光暗合化 |
研究概要 |
1.計算機実験による暗号化手法の評価 (1)暗号化手法の安全性評価 本研究で提案した指紋を鍵とする暗号化手法の強度測定として、暗号文と平文及び暗号文と暗号鍵との相関性の調査、また平文と暗号文のペアから擬似鍵を推定し、擬似鍵での攻撃による耐性調査を行った。その結果、これらの点においては十分な安全性を有することが確認できた。 2.光学的な実装の検討 (1)位相変調素子の特性評価 暗号化実験に用いる位相変調型の空間光変調器の特性を評価し、光学的な暗号化を行うために十分な性能を有することを確認した。 (2)光学系による暗号化実験 実際に暗号化を行う光学系を構築し、暗号化実験を行った。しかし位置あわせ等の問題が多く、ほとんどの場合で正しく復号化できなかった。この結果より、提案手法を光学的に実装するためには、光演算技術の向上が必須であり、現時点では電子的な実装が現実的であると言える。 3.具体的なサービスの検討 (1)暗号化ソフトウェアの改良 昨年度開発したファイル暗号化ソフトを改良し、処理速度の高速化や照合精度の改善を図った。またファイルの関連付けやテェックテスト機能など、操作性を向上させるための機能を追加した。 (2)PKIとの連携方法の検討 PKIの秘密鍵を暗号化してPC等へ保存しておくことで、ICカードのような耐タンパ性を有するメディアがなくても安全な認証が可能なシステムを提案した。またシステム設計を行い、実際にデモシステムの構築を行った。
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