研究課題/領域番号 |
16656157
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
小島 尚人 東京理科大学, 理工学部・土木工学科, 助教授 (00205387)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 液状化誘因 / 逆解析 / 衛星リモートセンシングデータ / マイクロ波映像レーダデータ / 地理情報 / 共分散構造分析法 / 空間情報統合・分析 / データセット管理 |
研究概要 |
平成17年度では、昨年度の研究成果をもとに、さらにステップを進め「液状化危険箇所評価システム」を設計・構築した。 (1)液状化危険箇所評価システムの構築(点から面推定を支援するトータルシステムの構築) 液状化危険箇所評価図および誘因影響図に関する差画像上の情報を活用して(昨年度成果)、現地計測機器(貫入試験、土壌水分計、地震計等)を設置する場合の位置選定支援に関する検討を進めるとともに、これらの情報をトレーニングデータに反映させ、「点」から「面」への液状化危険箇所評価を支援できるトータルシステムの構築を進めた。本研究で提示した分析アルゴリズムを簡便な操作で実行できるように、操作性に優れたユーザーインターフェイス(GUI:Graphical User Interface)の設計・開発が主要課題となった。開発したシステムは、インターネット環境とスプレッドシート環境下で稼働する連携システムとなっており、「点推定から面推定」へと展開するトータルシステムとして、既往の研究には見られない「液状化危険箇所評価システム」を実現している。 (2)誘因影響分析アルゴリズムの拡張 前述したシステムの設計・開発に多くの時間を要したことから、当初予定であった以下の2つの課題については、現在も検討を進めている。次年度の関連学会で研究内容を引き続き整理・発表する予定である。 (1)判別基準の感度分析:液状化未発生地ではあるが、液状化の危険性が高いと想定される箇所をトレーニングデータとした場合の誘因逆推定精度に関する検討(規範型評価)。 (2)素因感度分析:液状化誘因逆推定問題における素因が及ぼす影響分析。 (3)システム操作マニュアルの整備と研究成果のとりまとめ 開発されるシステムを実際の事業計画等に適用していくために、平成16年度〜17年度にわたる2ケ年分の研究内容を報告書として取りまとめるとともに、システム操作マニュアルも整備するに至っている。
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