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回転する環状液層内のパターン形成と制御

研究課題

研究課題/領域番号 16656240
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 化工物性・移動操作・単位操作
研究機関九州大学

研究代表者

今石 宣之  九州大学, 先導物質化学研究所, 教授 (60034394)

研究分担者 秋山 泰伸  東海大学, 工学部, 助教授 (10231846)
研究期間 (年度) 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワードマランゴニ効果 / Hydrothermal Wave / 環状液層 / 臨界温度差 / 数値解析
研究概要

Czochralski炉内の融液対流の制御を最終目的として、外管壁加熱、内管壁冷却された環状プール内の薄い液体層中に生じる表面張力対流の3次元振動流の発生条件および発生後の温度・流れの変動パターンに及ぼす、回転の影響について検討を行った。まず、スーパーコンピュータを利用して、出来る限り細かいメッシュを用いた数値解析を実行し、厚さ1mmのシリコンオイル液層内の流れと温度場の時空間変動を検討した。その結果、外管壁温度と内管壁温度の温度差(ΔT)がある臨界値を越えると、環状液層内の流れは軸対称定常流から、細かいスポーク状のパターンが、周方向に伝播するHydrothermal Waveが発生することを確認した。このスポークパターンの波数や臨界温度差は、強い液深依存性を示すことを明らかにした。
この環状液層を、中心軸の周囲にゆっくりと回転すると、Hydrothermal waveの発生条件は回転数依存性を示すことを明らかにした。また、スポークパターンの挙動も変化することを確認した。
しかし、当初予測していた、回転付与によってHydrothermal Waveの発生を強く抑制することは困難であることが判明した。様々なチェックを行った結果、予測に用いたシミュレーションに使用したメッシュが粗かったために、波数の大きなスポークが計算出来なかったためであることが判明した。このため現在、極めて細かいメッシュを用いた計算を実行した。現在線形安定解析との比較検討も行った。
これまでの計算結果をまとめて、2005年7月に西安で開催される国際会議において発表する予定である。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Hydrothermal Wave and Thermocapillary Convection in a Shallow Annular Pool of Silicone Oil2005

    • 著者名/発表者名
      W.Y.Shi, N.Imaishi, Y.R.Li, D.L.Zeng, L.Peng
    • 雑誌名

      5th International Symposium on Multiphase Flow, Heat Mass Transfer and Energy Conversion (2005 July 3-6, Xi'an, China) (印刷中)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Thermocapillary convection in a differentially heated annular pool for moderate Prandtl number fluid2004

    • 著者名/発表者名
      Y.R.Li, L.Peng, S.Y.Wu, D.L.Zeng, N.Imaishi
    • 雑誌名

      International J.Thermal Scienes 43

      ページ: 587-593

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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