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改良型超高速MRIによるMHDプラズマ流の速度・温度同時計測システムの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 16656296
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 エネルギー学
研究機関北海道大学

研究代表者

沖中 憲之  北海道大学, エネルギー変換マテリアル研究センター, 助手 (20250483)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードMHD発電 / 弱電離プラズマ / MRI / 流速測定 / 温度測定 / 高温ガス
研究概要

通常のMRI法では,計測時間を短縮することができず,乱流のような時間変化の速い系の研究に適用することは困難であった。しかし,EPI法によって高速な撮像も可能となり,同方法の乱流研究への適用も進められつつある。研究代表者はこのEPI法を初めてMHDプラズマに適用し,プラズマ流速の測定を行い,その有用性を示した。さらに,研究代表者は傾斜磁場の印加パルス系列を改良し,同方法による測定時間を従来の数十分の一程度にまで短縮できる改良型EPI法を考案した。この改良型EPI法は従来のEPI利用システムにおいて大幅なハードウェアの変更を伴わないで数10倍の高速化が可能である。また,得られたデータから温度分布を推定することが可能である点,データ処理において最大エントロピー手法を用いて計測の高精度化を図っている点に特色がある。これらにより,通常のEPI法を用いて測定可能な流速値より1〜2桁大きな流速値を持つ対象及び比較的大きな温度域の対象の測定が可能となった。
EPI法に代表される高速MRIによる中性流体の速度分布測定は,国内では巨勢等(筑波大学),海外ではMosher等(ペンシルバニア州立大学,米国)によって報告されているが,MHDプラズマに限らず,プラズマの分野での高速MRIの適用例は,現在のところ研究代表者のみである。また,中性流体のEPI法による速度測定は,対象の平均流速が1m/s,速度変動が0.2m/s以下の場合に限られるとされているが,研究代表者の提案する改良型EPI法は,平均流速が約800m/s,速度変動が50m/sの対象の測定を可能としている。さらに,300K〜3,000Kの比較的広い温度域での温度分布の推定をも同時に行える手法を提案しているのは,現在のところ研究代表者のみであり,本年度の研究成により,実時間化への発展も期待できる。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] High-Temperature Coal-Syngas Plasma Characteristics for Advanced MHD Power Generation2006

    • 著者名/発表者名
      Noriyuki OKINAKA
    • 雑誌名

      IEEE Transactions on Energy Conversion Vol. 21 No. 1

      ページ: 242-249

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Experimental Studies on Characteristics of High-temperature Syngas Plasma and Magnetohydrodynamic Power Generation2004

    • 著者名/発表者名
      Noriyuki OKINAKA
    • 雑誌名

      Japanese Journal of Applied Physics Vol.43 No.10

      ページ: 7356-7361

    • NAID

      10013746493

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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