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捕食者適応による表現系の可塑性を支配する遺伝子群とそのシグナル伝達のカスケード

研究課題

研究課題/領域番号 16657071
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 進化生物学
研究機関日本大学

研究代表者

森 司  日本大学, 生物資源科学部, 助教授 (60241379)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード表現型の可塑性 / マイクロアレー / オタマジャクシ / エゾアカガエル / エゾサンショウウオ / サブトラクション / 捕食者適応戦略
研究概要

目的:我々は上述のエゾサンショウオの捕食圧により、著しく膨満型に誘導されたオタマジャクシの体表、脳を含む顔部、内臓を含んだ腹部、そして尾部でいったいどのような遺伝子群が発現、又はどのような遺伝子が抑制されているのかを見出すことを行っている。このことにより、捕食者-被捕食者相互作用における表現型の可塑性を支配している進化生物学上極めて重要であると考えられる遺伝子のスクリーニングを行なう。
方法:昨年度遺伝子のサブトラクションなどを行いトータルで7000個の遺伝子をスクリーニングし、それらの遺伝子配列をブラスト解析により解析した。その中から同一な遺伝子を排除、又は選抜して約1000個の遺伝子を用いてマイクロアレーを作成した。このアレーを用いてサンショウウオと一緒に飼育したオタマジャクシの顔部から継次的にサンプリングしたRNAを用いてアレー解析行った。また、頭胴部からもRNAを抽出してアレー解析を行った。
結果:今回の解析で捕食者であるサンショウウオが存在すると発現し、捕食者を抜くと発現量が減少する遺伝子のスクリーニングに成功した。これらの遺伝子は捕食者誘導による表現型の可塑性に強く関連する遺伝子であることが推測される。現在投稿準備中である。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Genetic basis of phenotypic plasticity for predator-induced morphological defenses in anuran tadpole, Rana pirica, using cDNA subtraction and microarray analysis2005

    • 著者名/発表者名
      Tsukasa Mon, Ikuei Hiraka, Youichi Kurata, Hiroko Kawachi, Osamu Kishida, Kinya Nishimura
    • 雑誌名

      Biochemical and Biophysical Research Communications 330

      ページ: 1138-1145

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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