研究課題/領域番号 |
16658030
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
植物栄養学・土壌学
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
中村 進一 秋田県立大学, 生物資源科学部, 助教 (00322339)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 篩管 / RNA / アブラナ / 窒素栄養 / シグナル伝達 / シンク / ソース |
研究概要 |
本年度は植物の成育に必要な元素の中でも多量必須元素の一つである窒素に着目し、窒素栄養条件を変えて生育したアブラナを材料に用い実験を行った。窒素栄養条件は篩管液採取前5日間、以下に示す条件に変え、植物体に処理を施した。1)水耕液中の窒素含量を標準区の5倍にしたもの 2)水耕液中から窒素を除いたもの 3)水耕液中のアンモニアと硝酸のモル比を標準区と逆にしたもの これらの処理を行った植物(アブラナ)より篩管液を切断法により採取した。 今回行った各処理はアブラナ篩管液の滲出速度には影響を及ぼさないことを確認した。まず、これらの窒素栄養条件が篩管内を移行する窒素化合物に及ぼす影響を調べるため、篩管液中の硝酸濃度、アンモニア濃度、アミノ酸濃度を調べた。硝酸濃度は水耕液中の硝酸濃度に応答して、その量が増減をした。一方、アンモニアは窒素過剰条件および窒素欠乏条件でその濃度が減少しており、硝酸とは異なる応答をしていた。篩管液中のアミノ酸濃度には有意な変化は見られず、そのモル濃度(約200mM)から推察すると篩管内を転流する窒素化合物の総量には窒素栄養条件の影響が及んでいないことが確認できた。また、タンパク質のおいてもその濃度には有意な差は見られず、その組成に関してもSDS-PAGEによる解析では明確な差はなかった。 アブラナ篩管液RNAの解析では、今回行ったポリアクリルアミド電気泳動で検出することができたバンドのパターンには明確な差はなかった。今後、篩管液RNAにわけて実験を進めていく必要があると思われる。 研究成果の発表 本年度に見られた研究成果は平成18年8月22日に日本土壌肥料学会東北支部会にて発表を行った。演題 窒素栄養条件がアブラナ篩管液の組成に及ぼす影響
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