研究課題/領域番号 |
16658056
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
長岡 利 岐阜大学, 応用生物科学部, 助教授 (50202221)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | ラクトスタチン / コレステロール / HepG2 / コレステロール7α-水酸化酵素 / 胆汁酸 / 遺伝子 / β-ラクトグロブリン / カルシウムチャンネル / 牛乳 |
研究概要 |
研究代表者・長岡は、90年以上の長い間誰も発見できなかったコレステロール低減化ペプチドを世界に先駆けて牛乳から初めて発見し、ラクトスタチン(IIAEK)と命名した(Biochem.Biophys.Res.Commun.,281,11-17(2001))。さらに、HepG2細胞において、ラクトスタチンは、胆汁酸生成の律速酵素であるコレステロール7α-水酸化酵素(CYP7A1)の遺伝子の転写活性化により、コレステロールの分解を促進することを発見した。しかし、ラクトスタチンがどのような機構で、CYP7A1の遺伝子の転写活性化を誘導するかは、不明である。そこで今回は、ラクトスタチンによるCYP7A1遺伝子転写活性化機構について、HepG2細胞を用いて、分子・遺伝子レベルで解明することを試みました。 検討の結果、HepG2細胞において、ラクトスタチンによるCYP7A1のmRNAの増加は、MAPキナーゼキナーゼ、カルシウム(Ca)チャンネル、Caカルモジュリンキナーゼ阻害剤により完全に防止されました。細胞内Caも上昇することを発見しました。よって、大変興味深いことに、人間の肝臓には、Caチャンネルに関連したMAPキナーゼ依存型の新しいCHOL分解系が存在すると考えられます。
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