研究課題/領域番号 |
16658081
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
荒井 修亮 京都大学, 情報学研究科, 助教授 (20252497)
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研究分担者 |
守屋 和幸 京都大学, 情報学研究科, 教授 (90159195)
赤松 友成 独立行政法人水産総合研究センター, 水産工学研究所・水産情報工学部, 主任研究官 (00344333)
畔上 修一 西日本電信電話株式会社, 京都支店e-ガバメント推進室, 担当部長(研究職)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | ジュゴン / 音響データロガー / 鳴音 / 摂餌音 / タイ国 / タリボン島 / タイ国タリボン島 / 音響ロガー / モニタリングネットワーク |
研究概要 |
ジュゴンは草食性の海生ほ乳類(海牛類)で熱帯から亜熱帯の沿岸域に生息する。我が国の沖縄本島周辺はジュゴン生息の北限と言われており、同海域に生息するジュゴンは生物学上非常に重要な希少種である。このため、生息頭数の確認(環境省)、漁業による混獲の回避と餌場である海草群落の保護・培養(水産庁)等、国を挙げての対策が講じられている。しかし、既に沖縄海域では10頭未満の生息頭数と言われており、講じる対策の生物学的根拠の調査すら危ぶまれている現状である。 我々はこうした緊急を要する事態に対して、ジュゴンの生態を直接観察可能なタイ国沿岸にフィールドを求めた。そして、特に漁業による事故死を未然に防止するためのジュゴンモニタリングシステムを、ジュゴンの鳴音を長期間記録する音響データロガーシステムによって構築することを目的とする。 平成18年度には次の項目について研究を実施した。 2006年11月にタイ国トラン県リボン島周辺海域において、AUSOMS-Dによるジュゴン鳴音の連続観測並びに海草藻場における摂餌痕(ジュゴン・トレール)の調査と摂餌音の連続録音を行った。合わせて、目視によるジュゴン観測を実施した。AUSOMS-Dの録音データ解析から、ジュゴン鳴音並びに摂餌音のモニタリングが可能であることが分かった。
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