• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

小胞体ストレスによるカスパーゼ活性化におけるBc1-xL依存性制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16659083
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 病態医化学
研究機関岐阜大学

研究代表者

中川 敏幸  岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00271502)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード小胞体ストレス / アポトーシス / カスペース / Bcl-xL / Bax / Bak / ミトコンドリア / Apaf-1
研究概要

【目的】小胞体は細胞内小器官であり、細胞内カルシウム濃度調節や蛋白質の修飾により細胞機能維持に重要な役割を果している。その障害が小胞体ストレスと呼ばれる現象であり、小胞体内に折り畳み異常を起こした蛋白質が蓄積する。小胞体ストレス応答にてこれらの蛋白質の蓄積を防いでいるが、その破綻が細胞死を引き起こす。研究代表者らは、小胞体ストレスによりカスペース-3、-7、-12が活性化されること、また小胞体に局在するBcl-xLがカスペース-7を特異的に抑制することを明らかにした。すなわち、小胞体においてBcl-xL依存性および非依存性のカスペース活性制御機構の存在を示した。さらに、神経疾患の病態を目指し、各種細胞死刺激によるカスペース-7の活性化を検討した。
【研究実績】
1.ハンチントン病:ポリグルタミン(polyQ)刺激による細胞死を検討した。HEK293細胞にpolyQを強制発現することにより、カスペース-7が活性化され、しかも小胞体に局在するBcl-xLにより特異的に抑制されること、さらに、この抑制はpolyQの量依存的であることを証明した。
2.脳虚血:小胞体に局在するBcl-xLの安定発現PC12細胞株を樹立し、glucose-oxygen deprivation法により細胞死を検討した。虚血刺激にては、カスペース-7の活性化及びBcl-xLの細胞死抑制に有意差を認めなかった。
3.パーキンソン病:α-synucleinタンパク質の発現では、疾患変異タンパク質を含め、カスペース-7の活性化を認めなかった。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 細胞内小器官特異的caspase活性化機構と細胞死シグナル2004

    • 著者名/発表者名
      光田 輝彦, 中川 敏幸
    • 雑誌名

      実験医学 22

      ページ: 107-111

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi