研究課題/領域番号 |
16659099
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
範 江林 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (60272192)
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研究分担者 |
多比良 和誠 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (10261778)
孫 慧君 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助手 (00361329)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 遺伝子改変ウサギ / 動脈硬化 / 高脂血症 / 動物モデル / 脂質代謝 / CETP / 遺伝子治療 / 実験動物 / 遺伝子改変 / 遺伝子導入 / ノックダウン / RNAi |
研究概要 |
RNAiトランスジェニック(Tg)ベクターを用いて、ノックダウンTgウサギの作製を試みた。まず、small interfering RNA (siRNA)を発現できるようにtRNAプロモーターを用いて、インスレーター配列に挿入されたベクターの作成に成功した。インスレーター配列とは、トランスジーンのpositional effectを防ぐことができる配列である。ノックダウンTgウサギの作製はマウスよりも数段に時間と手間がかかるため、多数のF0の取得が困難である。そこで、インスレーター配列の導入により、得られたF0ウサギのすべてにおいてsiRNAが発現することが期待できる。ノックダウンされる標的遺伝子としては脂質代謝異常や高脂血症、動脈硬化に関わる遺伝子であるコレステロール転送蛋白(CETP)遺伝子の標的配列をスクリーニングして、候補配列を選択した上で、ノックダウンウサギの作製を目指している。 ノックダウンウサギを作る前段階として、導入されるsiRNAによるウサギCETP遺伝子のノックダウン抑制効率をin vitroで評価できるスクリーニング系を確立ことである。CETPは肝臓でしか発現していない遺伝子であるので、siRNAによるCETP遺伝子発現の抑制を調べるには、適切なウサギ肝臓由来の細胞株が必要となる。現在市販されているウサギ肝細胞株は存在しないので、産業技術総合研究所・中西真人氏より16個ウサギ肝細胞株を分与してくれた。これらの細胞株を用いて、CETP遺伝子抑制の評価が可能な細胞株を探っている。
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