研究課題/領域番号 |
16659119
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
上田 啓次 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (00221797)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | カポジ肉腫関連ヘルペスウイルス / 潜伏感染 / 免疫不全 / ゲノム維持 / LANA / 発癌 / ウイルス発癌 / γヘルペスウイルス / 免疫不全マウスモデル / イムノグロブリンμ |
研究概要 |
KSHVはPEL細胞株でそのゲノムが細胞内に一定のコピー数で維持されているが、この機構について解析を行った。LANAとその結合領域が存在する末端反復配列の存在は細胞周期に呼応した複製の必要十分であるがゲノムの維持に関しては十分ではなかった。またこのことはウイルスゲノム全長をクローニングしたbacmidでも同様であった。このことは本来KSHVゲノムがPEL細胞株に維持されているのはPELの増殖がウイルスの存在に依存していることを示すものと思われた。(Virologyに投稿中) ウイルス遺伝子LANAは潜伏感染状態を維持するウイルス必須因子でこれまでの報告からみても発癌にも寄与していると想定されている。免疫不全状態におけるウイルス感染状態を再現するvivoもでる構築のためLANAを発現するトランスジェニックマウスを作成した。ゲノムを組み込んだ系統から発現陽性系統を選択しLANA+/+マウスを樹立した。経過中動物実験施設でマウス肝炎ウイルス汚染事故が勃発し一旦樹立したSPF化LANA+/+マウスがコンベンショナル飼育施設に逆戻りするトラブルにみまわれ実験の進行が約半年分遅れたが、現在4系統をSPF施設に戻すことができた。このマウスのLANA発現状態を再確認し免疫不全マウスβ2ミクログロブリン欠損マウス等との掛け合わせ実験を行った。
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