研究課題/領域番号 |
16659132
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
加藤 智美 岐阜大学, 医学部, 助手 (90345778)
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研究分担者 |
鈴木 康之 岐阜大学, 医学部, 教授 (00163014)
藤崎 和彦 岐阜大学, 医学部, 教授 (60221545)
丹羽 雅之 岐阜大学, 医学部, 助教授 (40156146)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | デュートリアルシステム / ファシリテーション技能 / テュータ育成法 / テュトーリアルシステム |
研究概要 |
テュートリアルシステムの実施のノウハウはある程度確立しつつある。しかしこの教育システムにおいて重要な役割を果たすテュータの育成法は未だ明らかでない。またファシリテーション技能に関する文献も散見されるが、あくまでも教育者サイドの視点による。そこで本研究では、学習者自身の主観的な観点およびカメラビデオ記録システムによる客観的観点から有効なファシリテーション技能の調査・分析し、テュータの育成法を検討した。 (1)学習者サイドの主観的な観点による有効なファシリテーション技能の調査・分析 テュートリアル・コアタイム終了後に学生にアンケート調査を実施した。 (2)カメラビデオ記録システムによるテュータのファシリテーションによる学生の変容の記録・分析 複数のモデルケースを設定し、カメラビデオ記録システムを用いて記録した。 (1)(2)によって得られた結果を元に有効なファシリテーション技能を抽出し、有効なテュータ育成法について検討した。 またファシリテーション技能はチュートリアルシステムのみでなく医学教育全般においても極めて重要な能力である。当大学医学部では模擬患者参加型医療面接実習を行っているが、この際にも教員のファシリテーションは重要な役割を担う。本実習においても学生のポートフォリオおよびアンケート内容を分析し、有効なファシリテーション技能の抽出も行った。 以上の結果より、学生の学習を促すには、テュータの支持的かつ友好的な態度、そして各学生に合った具体的かつ変容可能なフィードバックが有効であると考えられた。
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