• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

生体内抗菌ペプチドを用いたクローン病新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16659180
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関東北大学

研究代表者

木内 喜孝  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (20250780)

研究分担者 高橋 成一  東北大学, 病院・助手 (40312574)
下瀬川 徹  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90226275)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード自然免疫 / 炎症性腸疾患 / 生体内抗菌ペプチド
研究概要

炎症性腸疾患のひとつであるクローン病は、若年発症し再燃と寛解を繰り返す難治性の疾患で,現在のところ病因は不明である。最近,クローン病感受性遺伝子としてNOD2が同定され、そのNOD2が自然免疫を構成する分子であることから,自然免疫異常が病因として注目され始めている。その中でも抗菌ペプチド(AMP)という蛋白群が特に注目を集めているが,未だ確たる病因としての証拠は存在していない.
AMPはおもにdefensinとcathelicidinの2つのグループに分けられるが、これらの蛋白がうまく誘導されなかったり、蛋白の持つ抗菌活性が活性化されないことが炎症性腸疾患の原因の一つではないかという仮説が提唱されている。本研究では、AMPの一つであるcathelicidinを腸管上皮だけで過剰発現するトランスジェニックマウスを作製し,これらのマウスに腸炎を誘導し,そのAMPの腸炎抑制効果を解析することを目的とした。期待するような炎症抑制効果があれば炎症性腸疾患の病態解明や治療への応用に利用できると考えられる。
平成17年度は,引き続きマウスcathelicidinの一つであるCathlin-Related AMP(CRAMP)のcDNAをマウスcDNAライブラリーよりlong PCRによって増幅し,エンロリーベクターに挿入しサブクローニングをした。塩基配列を確認し、得られたcDNAを大腸・小腸の上皮細胞で特異的に発現するT3bプロモーターの下流に挿入し、目的のDNA断片(T3b-CRAMP)を作製した.精製したDNAをC57BL/6マウスの受精卵の雄性前核に注入し,トランスジェニックマウスを現在作成している.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi