研究課題/領域番号 |
16659181
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 賢一 東北大学, 病院, 助手 (10282055)
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研究分担者 |
芳賀 洋一 東北大学, 先進医工学研究機構, 助教授 (00282096)
木村 憲治 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (90359513)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 膵癌 / 慢性膵炎 / 膵管内pH / ISFET |
研究概要 |
膵癌は手術後の5年生存率が20%以下と消化器癌のうちで最も予後不良の癌の一つである.両疾患とも早期発見によって、それぞれ膵機能不全の防止ならびに手術による根治術の可能性が高まる.しかし、現在までに早期発見の切り札となる検査法は確立されていない. 膵導管のわずかな異常部位を同定する事ができれば慢性膵炎の初期の段階を捉える可能性がある.同様に膵癌は末梢の導管から生ずるため、その発生初期の段階で局所的に導管機能の低下が起こっており、早期の状態ではその障害の為血清アミラーゼの上昇も認められる。この事から、膵管内の局所で膵液中の重炭酸塩濃度を測定できれば、両疾患の早期発見も現実的となる. "ISFET(Ion Sensitive Field Effect Transistor)"は、超小型の半導体で、幅約0.5mm以下と非常に小さく、シャーペンの芯ほどの大きさでpHを測定することができる。さらに微量な検体量で測定可能である点が特徴である.重炭酸塩は弱アルカリ性でありその濃度の変化はpHの変化を引き起こす.そこで、本研究では、ISFETを利用して、膵管内のpHをモニターし、慢性膵炎さらに膵癌の早期診断に対する応用を検討する事を目的とした. 本研究において、準備段階である膵癌発がんマウスモデルを樹立した。すなわち、化学物質DMBAをマウス膵に直接投与することによって、3ヶ月以内に高頻度に膵癌が発生することを明らかにした。このモデルを使い、今後膵管内pHを測定し癌化との関連を明らかにしていく予定である。
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