研究課題/領域番号 |
16659187
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
小関 至 札幌医大, 医学部, 助手 (00347163)
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研究分担者 |
佐々木 茂 札幌医科大学, 医学部, 助手 (10305229)
今井 浩三 札幌医科大学, 学長 (60117603)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | ostepontin / CD44 / 抗体療法 / 肝癌 |
研究概要 |
本研究は進行肝癌に対する治療として、現在注目されているIFNα/β併用5FU動脈内注入療法に加えて、さらにosteopontinに対するモノクローナル抗体およびその受容体であるCD44に対するモノクローナル抗体を併用し、これらの生物活性物質を主体とした治療法の検討を行い、その抗癌効果の増強とそれに伴う癌関連遺伝子の発現の変化を検討し、本治療法を確立することを目的とした。本研究では、肝癌の重要な予後規定因子である門脈内浸潤に強く関与していると考えられているosteopontinに対して、抗osteopontinモノクローナル抗体を作成し、さらにその受容体であるCD44に対するモノクローナル抗体を作成し、これらを用いることで、門脈内浸潤を完全に抑制し、さらにこれを介した肝内転移も抑制し、進行肝癌の予後の飛躍的な改善を期待したいと考えている。現在、以下のような進行状況である。 抗osteopontinモノクローナル抗体および抗CD44モノクローナル抗体の作成 1.osteopontinおよびCD44についてペプチド合成を行った。 2.合成ペプチドとキャリア蛋白(KLH)との結合を行った。 3.BALB/cマウス(5週、メス)を用いて免疫を行った。免疫法は1週ごとに、ペプチド抗原・Freund完全アジュバントおよびペプチド抗原・Freund不完全アジュバントでそれぞれ一度づつ免疫し、その後、ペプチド抗原で2度免疫した。その後、脾臓を摘出し、脾細胞を抽出した。 4.細胞融合ではミエローマ細胞としてP3-X63-Ag8.653細胞およびNS-1細胞を用いて行った。 現在、それぞれの抗体スクリーニングを行っている。
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