研究課題/領域番号 |
16659189
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
熊井 浩一郎 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (30101984)
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研究分担者 |
北島 政樹 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90112672)
緒方 晴彦 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30177117)
相浦 浩一 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00184010)
今枝 博之 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20203309)
橋詰 匠 早稲田大学, 理工学総合研究センター, 教授 (90103621)
野尻 明夫 早稲田大学, 理工学総合研究センター, 教授 (30386726)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | ODV / 全周撮像装置 / 全周パノラマ展開画像 / 消化管 / 大腸 / ポリープ |
研究概要 |
1)小型ODVによる全周パノラマ展開画像の検討 昨年度は外径55mmのODVを使用して検討したが、今年度は外径40mmの小型化ODVを用いて同様の検討を行い、従来型と比較した。将来的には現在の通常内視鏡スコープの外径約10mmを目指す。このODVは従来型に比べて小型であるのみならず、全周側面像と前方の正面画像とのつなぎ目のゆがみが従来のものと比べて改善している。このODVを用いて、透明なプラスチックの円筒のチューブの内側に粘土を用いて大腸のハウストラを模した襞状の隆起物やポリープ状の隆起物を作成し、また、襞状の隆起物の裏側に小さなポリープ状の隆起物を作成して張り付けた。ODVをスライダーに接続して、円筒のチューブの中心で動くようにセッティングし、このスライダーを一定の速度で電動で作動できるようにした。良好な全周側面画像が得られ、正面画像とのゆがみも軽度であったが、後方の観察が困難なため、襞状の隆起物の裏側の擬似ポリープの観察は十分ではなかった。 2)屈曲,蛇行した管状のテストフィールド作成 消化管類似の屈曲,蛇行した管状のテストフィールドを作成し、そこにレールを作成してODVを移動できるようにした。その中に大腸のハウストラを模した襞状の隆起物やポリープ状の隆起物を設置し、前方の進行方向の画像を確認しながら屈曲、蛇行した管状のテストフィールドの中をODVを作動させ、管腔全周にわたる側面像を連続的に撮像できた。画像のゆがみもきわめて少なく、連続的に撮像された全周側面像を再構築して、全周パノラマ展開画像に変換して観察することができ、それぞれの隆起物の位置関係を明らかにすることができた。
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