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トロンボポエチン様血小板増加作用をもつ新規低分子化合物の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16659258
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

宮川 義隆  慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (50250238)

研究分担者 池田 康夫  慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00110883)
研究期間 (年度) 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワード血小板 / 巨核球 / 免疫不全マウ / 造血因子 / 創薬
研究概要

従来の免疫不全SCIDマウス、NOD/SCIDマウスにヒト造血幹細胞を移植しても、ヒト巨核球・血小板造血をマウス体内で構築することは不可能であった。唯一の方法として海外では、ヒト胎児骨を免疫不全マウスの皮下に移植し、その局所にヒト造血幹細胞を移植する方法が取られてきた。しかしながら胎児組織の利用は、我が国では倫理的な問題もあり、実際の利用はきわめて困難である。NOD/SCIDマウスでは、ナチュラルキラー細胞活性が高いことが欠点とされており、(財)実験動物中央研究所がNOD/SCIDマウスとinterleukin-2レセプターγ鎖ノックアウトマウスを掛け合わせ、新規にNOD/SCID/gamma null (NOG)マウスを作製した。放射線照射したNOGマウスにヒト臍帯血、骨髄血、末梢血由来の造血幹細胞を移植したところ、マウス骨髄内にヒトCD41陽性の成熟した巨核球、マウス末梢血中にヒト血小板を検出することを確認した。照射する放射線の総量、線量率、移植する細胞の種類、細胞数について、様々な検討を行った。マウスにヒト臍帯血由来造血幹細胞を移植後、経時的にヒト血小板キメラ率を測定したところ、移植後半年以降も継続してヒト血小板が検出されることを確認した。試験管内でヒトトロンボポエチンレセプターを刺激する化合物の評価をコロニーアッセイ法などで進めており、本研究で樹立したヒト巨核球・血小板造血モデルマウスは、候補化合物の血小板造血刺激能を評価するうえで、有用と考えられた。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 抗がん剤による有害反応:その予防と処置、血小板減少「血小板輸血の開始基準と造血因子製剤開発の現況」2004

    • 著者名/発表者名
      宮川義隆
    • 雑誌名

      血液・腫瘍科 49(5)

      ページ: 460-460

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 免疫不全NOGマウスを用いたヒト巨核球・血小板造血の解析2004

    • 著者名/発表者名
      宮川義隆, 中村隆典, 吉田寛, 伊藤守
    • 雑誌名

      Molecular Medicine 41(12)

      ページ: 1487-1487

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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