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磁性を利用した遺残ガーゼ検知システムの構築と臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 16659341
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 外科学一般
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

崎元 雄彦  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (70327071)

研究分担者 橋本 大定  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60092293)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード遺残ガーゼ / 磁性検知 / アモルファス金属
研究概要

手術時、不注意によって、体腔内に残される遺残ガーゼは、今日、代表的な医療ミスのひとつである。その防止は、単純な数合わせだけでは不十分で、現在、バリウム糸を一本組み込んだ手術用ガーゼが市販されている。しかし、バリウム糸組み込みガーゼの検出には、レントゲン撮影を要するという欠点がある。
我々は、手術終了時に、"より簡便かつ確実に遺残ガーゼを検出する"新しい方法の確立を目指し、磁性糸を組み込んだガーゼを作成し、磁性ディテクターとの組み合わせによる検出システムの開発研究を行った。(特開平10-277082)
初年度は、コバルト系アモルファス金属繊維(ユニチカ社製作:構成元素CoFeSiB)のモノフィラメント糸(φ50μm)一本を織り込んだガーゼを作成し、"アモガーゼ"と命名した。試作したアモガーゼを用いた豚実験で、ディテクターを体表に接触させると、ガーゼは閉創後、遺残なく検出され、かつ、使用したハンドヘルディテクター(ユニチカ社製)はアモルファス金属糸のみに反応し、手術場の各種金属類には反応しないところから、その有用性は証明された。しかし一方でガーゼの形状に対応して、磁性糸の検出に限界が(3cm〜7cm)があることも明らかになった。(磁性を利用した遺残ガーゼの検知システムの構築 第13回日本コンピュータ外科学会大会論文集 31-32 2004)
次年度は、引き続きアモガーゼを作成し、検出限界の距離延長につき検討した。2枚のボードが一組となった検出用ディテクター(AMOS専用検出器、株式会社リンテック)を用いた測定で、検出距離は30cm〜50cmと、約10倍と検出距離が延長され、一枚のボードをあらかじめ手術台へ敷きこむことにより、肥満症例においても確実な検出の可能性が示唆され、臨床応用への展望が開かれた。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 磁性を利用した新しいガーゼ遺残検知システムの開発2005

    • 著者名/発表者名
      崎元雄彦, 橋本大定, 石上亮, 正宗賢
    • 雑誌名

      日本生体医工学会誌 生体医工学 43・特別号

      ページ: 411-411

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Development of New Detection System of retained gauze using magnetism2005

    • 著者名/発表者名
      Daijo Hashimoto, Makoto Ishigami, Takehiko Sakimoto, Ken Masamune
    • 雑誌名

      日本コンピュータ外科学会誌 7・2

      ページ: 181-182

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 磁性を利用した遺残ガーゼの検知システムの構築2004

    • 著者名/発表者名
      石上亮, 崎元雄彦, 正宗賢, 橋本大定
    • 雑誌名

      第13回日本コンピュータ外科学会大会論文集

      ページ: 31-32

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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