研究課題/領域番号 |
16659342
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
森川 康英 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90124958)
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研究分担者 |
星野 健 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70190197)
尾池 雄一 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (90312321)
森定 徹 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (70317923)
藤野 明浩 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50306726)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | リンパ管腫 / リンパ管内皮細胞 / 不死化 / RLGS / HUVEC / epigenetic / 転写因子 / 培養 / FACS / Podolanin / D2-40 / Prox1 |
研究概要 |
【ヒトリンパ管腫由来リンパ管内皮細胞】 平成17年には平成16年に確立した4株のヒトリンパ管皮由来初代培養リンパ管内皮細胞を用いてさらに細胞のcharacterizationを進めた。対照としてHUVEC、HDMECを用い、種々のリンパ管内皮、血管内皮マーカーの発現を比較検討した。さらにCell proliferation ELIZA BrdU assay, matrigeltube formation assayにより細胞の特性を検討した。 【ヒトリンパ管内皮由来リンパ管内皮細胞不死化】 しかしながら初代培養の増殖能の限界があるため、現在HPVを用い細胞の不死化を試みている。 【リンパ管内皮細胞のRLGS法によるepigeneticな特性の検討】 平成17年までに、得られたリンパ管内皮細胞4株中純度の高い3株、HUVEC2株、ヒト胎盤(ゲノムメチル化程度が低い)よりRLGSプロフィールを作成した。 リンパ管内皮細胞、HUVECより異なるスポットを38箇所同定し、そのうち6箇所を選択し大量DNAを用いて作成した胎盤プロフィールより、スポットを抽出しスポット内のDNA断片のクローニングを行った。 3箇所についてシークエンスに成功し、DNA断片のゲノム上の位置を確認、近傍の遺伝子を列挙した。得られた断片のうち1つはすでに知られている転写因子であった。 今後、他のスポットのクローニングを進めると同時に、列挙した近傍遺伝子の発現の状態をmRNA、蛋白レベルで確認し、リンパ管内皮・血管内皮細胞の分化との関連を検討する予定である。
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