• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

光感受性物質フェオフォーバイドaを用いた光線力学療法の動物実験研究

研究課題

研究課題/領域番号 16659366
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関山梨大学

研究代表者

松原 寛知  山梨大学, 医学部附属病院, 助手 (00374166)

研究分担者 井上 秀範  山梨大学, 医学部附属病院, 助手 (80377556)
研究期間 (年度) 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード肺癌 / 光線力学療法 / Na-Pheophorbide a
研究概要

今回我々は、Na-Pheophorbide aのPDTの研究をin vivoにおいて進めていった。既存の同所性移植モデルでは転移リンパ節が縦隔にあり、露出したレーザー照射後に数日間生存させることが困難であるため本実験に適さず、新たな実験モデルを作成する必要があった。照射したヌードラット(F344/N Jcl-rnu/rnu)の足背部にヒト肺癌細胞株RERF-LC-AIを移植し、膝窩部リンパ節への転移モデルを作製した。腫瘍は、21例中20例が生着し、生着率は95.5%と高率であった。潜伏期は平均7.3±1.5日間であった。鼠径部触診による転移確認までに要した日数は、41.1±4.1日であった。この時の平均腫瘍体積は、600±200mm3であった。採取した膝窩部リンパ説の大きさは最大6×5×3mm、最小3×2×2mmであった。肉眼的にリンパ節は同定可能で検体採取は容易であった。生着した20例全てにおいて病理組織学的にリンパ節転移が認められた。膝窩部リンパ節は表在からのエコーにて確認可能であった。移植後60日のラットの膝窩部リンパ節転移を確認後、Na-Pheophorbide a 3mg/kgを足背部腫瘍周囲に局所投与した。経時的に転移リンパ節でのPheophorbide a含有量を測定し、670nmのレーザー180J/cm2逝を照射した。照射48時間後にリンパ節を採取し、組織学的にPDTの効果を検討した。Na-Pheophorbide a投与後40分で転移リンパ節内含有量は最大となり、209±128pmol/mg(n=6)であった。40分以降6時間まで含有量はほぼ変わらなかった。さらに、PDT後の転移リンパ節での腫瘍壊死面積は投与40分後・80分後で、56.7±19.9%、91.3±8.1%であり、広範な癌細胞の壊死が認められた。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] ヒト肺癌転移リンパ節に対する研究用動物モデルの作製2004

    • 著者名/発表者名
      水谷栄基, 井上秀範, 松原寛知他
    • 雑誌名

      肺癌 44

      ページ: 767-771

    • NAID

      110003141149

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi