研究課題/領域番号 |
16659413
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
井上 重洋 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教授 (10184748)
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研究分担者 |
藤岡 幹浩 京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (50360029)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | positron emission tomography(PET) / transient osteoporosis of the hip(TOH) / 血流量 / 血管床容積 / 大腿骨頭 / 骨代謝異常 / positon emisson tomography(PET) |
研究概要 |
本研究は、positron emission tomography(以下、PET)を用いて、一過性大腿骨頭骨萎縮症(transient osteoporosis of the hip、以下TOH)の病態を解明することを目的とし、骨内循環動態を調査した。昨年の報告ではPETを用いてTOH 2症例の大腿骨頭内の循環動態を観察し、血流量と血管床容積の上昇、すなわち充血所見を報告したが、この充血が病態そのものであるのか2次性変化を示しているのかは不明であった。そこで、充血所見の時間的経過を明らかにするために、さらに症例を3例追加してTOHにおける循環動態の推移を観察した。現在までに合計5症例に対してPET検査を施行し血流量と血管床容積を測定した。すべての症例で、有症状期は患側で充血所見を認め、症状消退後に消失した。このように充血所見は、患側の疼痛と関連がある可能性がある。 また、昨年に引き続き3相骨シンチグラムを用いてTOHの血行動態評価を行った。上記のすべての症例で集積の増強を認め、TOHでは血流量と骨代謝がともに亢進していることが判明した。 血管の異常と密接に関連している凝固線溶系・脂質代謝異常とTOHとの関連について調査した。TOH症例を含めた大腿骨頭内循環動態障害を疑う症例に対してLp(a)の血中濃度、Lp(a)フェノタイプ、そしてその他の凝固線溶系や脂質代謝の項目の血中濃度を計測したが、有意な関連を認めなかった。
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