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ギャップ結合を介した血管内皮細胞由来弛緩因子による傍糸球体細胞レニン分泌制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 16659437
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関山梨大学

研究代表者

田邉 信明  山梨大, 医学工学総合研究部, 助教授 (20163602)

研究分担者 武田 正之  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (80197318)
荒木 勇雄  山梨大学, 医学部附属病院, 講師 (50252424)
北村 正敬  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (90333062)
姚 建  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教授 (50303128)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードレニン産生細胞 / ギャップ結合 / 血管由来過分極因子 / 内皮細胞 / コネキシン
研究概要

血管作動性物質はin vivo, in vitroにおいて傍糸球体装置のレニン分泌調節の主な因子である。一般に、血管収縮性物質(アンギオテンシン、エンドセリン等)はPKCの活性化、細胞内カルシウムの増加を介してレニン分泌を抑制し、逆に血管拡張性物質(一酸化窒素、PGE)はcAMR cGMP経路を介してレニン分泌を促進している。血管由来過分極因子(endothelium-derived hyperpolarization factor : EDHF)は血管内皮細胞により産生され、NOやprostanoidsとは異なる血管拡張物質とされる。EDHFが、血管平滑筋から分化した細胞と考えられている傍糸球体レニン産生細胞(顆粒細胞)におけるレニン産生を制御している可能性は高い。本研究はレニン産生制御機構におけるギャップ結合とEDHFの役割を検討するものであり、その結果、以下のような知見を得た。
1)培養ヒト腎糸球体内皮細胞において、機能的なギャップ結合が内皮細胞に存在することをdye transfer assayを用いて、またギャップ結合蛋白であるCx43、Cx40、Cx37が存在することを蛍光抗体法及びウェスタンブロット法を用いて明らかにした。
2)腎皮質からのレニン産生細胞の初代培養を確立した、初代レニン産生細胞にはCx43は存在せず、dye transfer assayによっても、ギャップ結合介在性細胞間コミュニケーションは認めならなかった。
以上の結果から、培養レニン細胞と糸球体内皮細胞との間には、ギャップ結合を介したコミュニケーションが無いことが明らかとなった。従って混合細胞培養系を使ったEDHFによるレニン分泌制御機構の解析は不可能であり、現在単分離糸球体と腎かん流法において検討を行っている。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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