研究課題/領域番号 |
16659442
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
東 治人 大阪医科大学, 医学部, 講師 (40231914)
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研究分担者 |
勝岡 洋治 大阪医科大学, 医学部, 教授 (10051757)
坂元 武 大阪医科大学, 医学部, 助手 (00340555)
高原 史郎 大阪大学, 大学院医学系研究科, 寄附講座教授 (70179547)
高原 照美 富山医科薬科大学, 医学部, 助教授 (60240777)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | Metron factor 1 / hepatocyte Growth Factor / Macrophage stimulating Factor / レンチウイルス / アポトーシス |
研究概要 |
これまでの実験から以下1-4のことを明らかにした。 1、腎移植慢性拒絶反応"の発症には急性拒絶、手術時の腎阻血再灌流障害、長期的な免疫抑制剤の投与による薬剤性腎障害などによる"機能糸球体数の減少"が深く関わっており、細胞増殖因子であるhepatocyte Growth Factor (HGF)が、これらの障害を軽減させ、慢性拒絶反応の発症を防止する。しかしながら、長期的なHGF全身投与は、悪性腫瘍を誘発する危険性が示唆され、臨床応用には充分な注意が必要である。 2、Metron factor 1(MF-1)はHGFとMacrophage stimulating Factor (MSP)をキメラ状態として作製されたsynthetic growth factorであり、HGF,およびMSPの持つ"アポトーシス抑制作用"をHGF、MSPそれぞれのfactorに比較して有意に強く認めるが、悪性腫瘍を誘発させる作用はほとんど認めない。 3、長期的なHGF全身投与を避ける方法として、移植腎における局所的遺伝子導入が考えられるが、これまで腎組織における確立された遺伝子導入手法は未だ報告されていなかった。今回我々はアデノウイルス並みの導入効率と、ゲノムに入ることで半永久的な遺伝子発現が可能なレンチウイルスをベクターとして腎組織への遺伝子導入に成功した。 4、レンチウイルスをベクターとしてMF-1遺伝子を移植腎組織に局所的に遺伝子導入することで、"移植腎内でのより強いアポトーシス抑制作用"と、"全身でのより少ない悪性腫瘍誘発作用"を同時にしかも長期的に発現させ、慢性拒絶反応の発症を防止し移植腎の長期生着を図ることを目的として、A),B)の実験をすすめている。 A)MF-1-レンチウイルスの作成(組み換えDNA実験における機関内協議会承認済)既に調整済みで必要なvirusを順次作成(In vitroでの予備実験で効果が確認されている) B)MF-1-レンチウイルス移植腎導入の条件設定 1)で作成したMF-1-Renti virusを種々の濃度で腎動脈から還流し、一定時間腎組織内で作用させた後、レシピエントに移植し、2、4、6、8日後におけるMF-1の腎組織内蛋白濃度および組織障害の程度をELISA、および組織学的手法を用いて検討した。
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