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自己骨髄由来間葉系幹細胞にタンパク質導入法を応用した歯槽骨再生技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16659534
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関岡山大学

研究代表者

完山 学  岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (90294420)

研究分担者 窪木 拓男  岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (00225195)
荒川 光  岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (30304314)
縄稚 久美子  岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (10379787)
小島 俊司  岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (10346455)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード歯槽骨再生 / タンパク質導入法 / CTGF / BMP / FGF / ゼラチンハイドロゲル / I型コラーゲン / 自己骨髄由来間葉系幹細胞
研究概要

本研究は,タンパク質導入法を用いて,BMP,SHH,FGF,IGF,TGF-b,CTGFなど骨形成に関連する成長因子を自己骨髄由来間葉系幹細胞内に導入し,次にそれらをキャリアとともに抜歯窩や実験的な歯槽骨欠損部位に移植することで歯槽骨の再生を試みようとするものである。
昨年度は,FITCとCTGF,そのファミリーであるcyr61,novなどの骨形成関連遺伝子のクローニングを行った。今年度はBMP-2,-4,SHH,FGF-2,galectin-1,-3,-9,sod-1など骨形成に関連する成長因子をコードするcDNAのクローニングを行った。現在,これらの遺伝子にPTD配列を含んだ遺伝子を増幅しPETベクターにクローニングを行っている。
in vivo実験においては,昨年度行った抜歯窩モデルが実験群とコントロール群で差が認められなかったことから今年度は大きな骨欠損モデルで試みた。はじめに生後8週齢のWistar系雄性ラット頭蓋骨全層骨欠損モデル(critical size defect)を作製した。これはラット頭蓋骨に直径6mmの全層骨欠損を作成したもので,この欠損部にBMP-2,FGF-2を含浸させた直径6mmのゼラチンハイドロゲルシート,I型コラーゲンシートを移植したところ,術後4週でゼラチンハイドロゲルシートもしくはI型コラーゲンシートとBMP-2を用いたものは,BMP-2単体やbFGF単体と比較して著名な骨再生が認められた。しかし,再生部位を歯槽骨に近づけるべく3.0kg雄性日本白色ウサギ下顎骨骨欠損モデル(defect size : 6mm)を用いた場合,I型コラーゲンキャリアとbFGFを用いても術後4週でコントロールとの著名な差を見いだすことができなかった。
今後は,PTD配列を含んだ骨形成関連遺伝子とゼラチンハイドロゲルやI型コラーゲンキャリア,さらに骨髄由来間葉系幹細胞を組み合わせた実験系を構築する予定である。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 再生医療と歯科補綴学の接点 補綴治療における再生医療のニーズと現時点での研究動向-確実かつ質の高いインプラント治療を目指して-2005

    • 著者名/発表者名
      窪木拓男
    • 雑誌名

      日本補綴歯科学会雑誌 49・4

      ページ: 576-586

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 補綴治療における再生医療のニーズと現時点での研究動向-確実かつ質の高いインプラント治療を目指して-2005

    • 著者名/発表者名
      窪木拓男
    • 雑誌名

      第26回岡山歯学会総会抄録集

      ページ: 3-3

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 結合組織成長因子CCN2-CTGF/Hcs24はヒト骨髄由来間質細胞の細胞接着を促進させる2005

    • 著者名/発表者名
      大野充昭, 園山 亘, 藤澤拓生, 秋山謙太郎, 前川賢治, 完山 学, 西田 崇, 久保田 聡, 滝川正春, 窪木拓男
    • 雑誌名

      第23回日本骨代謝学会学術集会プログラム抄録集

      ページ: 225-225

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Effect of second generation BMP-2 on experimental bone regeneration2005

    • 著者名/発表者名
      Shimono K, Kanyama M, Kuboki T et al.
    • 雑誌名

      Journal of Dental Research 第83回IADR抄録集

      ページ: 184-184

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] The CCN proteins : A new family of cell growth differentiation regulators2005

    • 著者名/発表者名
      Kanyama M, Shimo T, Wu C, Sugito H, Iwamoto M, Pacifici M, Koyama E.
    • 出版者
      Imperial College Press
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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