研究課題/領域番号 |
16659558
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
白砂 兼光 九州大学, 大学院歯学研究院, 教授 (30093420)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 唾液腺 / 幹細胞 / side population (SP) / 分化誘導 / 再生医療 / 発生 / 分枝形成 / 分化 / 増殖因子受容体 / 上皮・間葉相互作用 |
研究概要 |
再生医療を考えると、個々の生体から正常幹細胞を分離し、in vitroで増殖、分化させ、元の生体に戻すことが必要となる。Goodellら提唱するHoechst33342染色性のいわゆるside population (SP)がマウスやヒト唾液腺に存在するかについて検索した。その結果、マウス顎下腺で0.8から1.6%,ヒト耳下腺で0.2%程度のSP細胞が回収できた。なお、SP細胞回収は多剤耐性タンパク(MDRP)の阻害剤であるレセルピンで唾液腺細胞を処理することによって完全に阻害された。それらのSP細胞は仔牛血清含有DulbeccoのMEM培地下、コラーゲン付着皿上で増殖可能で、培養液中に異なる増殖因子(上皮成長因子EGF、線維芽細胞増殖因子FGF2、FGF10、肝細胞増殖因子HGF)を加えることによって異なる形態を示す細胞へ変化する。さらに、SP細胞のマーカーについて、また分化誘導されたそれぞれの細胞におけるアミラーゼ、アクアポリン5、サイトケラチン14、19、α平滑筋特異的アクチン(αSMA)、Na+K+ATPase、上皮成長因子受容体、c-metなどの発現を免疫染色とRT-PCRで検索した。
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