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内因性アンチセンスRNAによる転写因子活性制御と歯胚分化抑制のメカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 16659568
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児系歯学
研究機関北海道大学

研究代表者

白川 哲夫  北海道大学, 病院, 助教授 (00187527)

研究分担者 三留 雅人  北海道大学, 病院・講師 (50261318)
菊入 崇  北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (10322819)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードMsx1 / Pax9 / 内因性アンチセンスRNA / 歯胚発生 / in situ hybridization法 / 神経幹細胞 / GFP / 胎仔マウス
研究概要

内因性Msx1アンチセンスRNAとMsx1遺伝子の相互作用が先天性歯胚欠如に関与している可能性を検証するため、歯胚形成過程でのMsx1およびPax9の内因性アンチセンスRNAの発現と、各々のセンスRNAとアンチセンスRNAの相互作用を動物実験系を用いて検討した。
1)マウス胎仔歯胚発生領域でのMsx1およびPax9の内因性アンチセンスRNAの検出
麻酔下にて妊娠マウスから胎生9,12,15,18日目の胎仔を分離し、歯胚発生領域を含め、頭部よりtotal RNAを抽出した。得られたサンプルについて、RT-PCRによりMsx1およびPax9のセンスRNAおよびアンチセンスRNAの検出を試みた。Msx1のセンスRNAおよびアンチセンスRNAについては胎生期のいずれのステージにおいてもPCR産物が検出された。一方、Pax9のセンスRNAおよびアンチセンスRNAの検出に関しては、センスRNAのPCR産物のみ検出が可能であった。このことから、Pax9のアンチセンスRNAについては、マウスの胎生期において発現していないかあるいは発現量がきわめて少ないものと考えられた。Msx1のセンスRNAおよびアンチセンスRNAについてのin situ hybridization法による検出については、胎仔マウスの急速凍結切片を作製し、digoxigeninでラベルした非放射性プローブでのシグナル検出を試みたところ、センスRNAは胎生9日から、アンチセンスRNAでは胎生12日から上下顎骨領域に発現が認められた。Msx1のセンスRNAおよびアンチセンスRNA、ならびにPax9のセンスRNAが、歯胚形成期にどのような相互作用を発揮しているかについてはMSX1およびPAX9の定量を含め今後の検討が必要である。
2)神経幹細胞の胎仔顎骨部への移植と移植後の分化についての検討
胎生15日目のGFPトランスジェニックマウス胎仔の線条体より神経幹細胞を採取し、胎生18日目のマウスより分離した顎骨体部に移植し培養を行った。4%paraformaldehydeにて固定したのち、薄切切片を作製してレーザー共焦点顕微鏡による蛍光観察を行ったところ、グリア細胞様の形態を示す細胞への分化を確認した。歯胚組織へのGFP陽性細胞の侵入は認められなかった。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Mastication influences the survival of newly generated cells in mouse dentate gyrus.2005

    • 著者名/発表者名
      Mitome, M.
    • 雑誌名

      Neuroreport 16(3)

      ページ: 249-252

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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