• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

カメラ付き携帯電話等から送信された「歯周画像」診断のためのCADシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16659585
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 社会系歯学
研究機関広島大学

研究代表者

河村 誠  広島大学, 病院, 講師 (10136096)

研究分担者 笹原 妃佐子  広島大学, 病院・助手 (40144844)
岡田 貢  広島大学, 病院・助教授 (10233347)
内山 良一  岐阜大学, 大学院医学系研究科, 客員助教授 (50325172)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードコンピュータ支援画像診断 / 診断論理 / 形態・機能診断 / 歯肉炎 / 歯垢量 / 携帯カメラ / 画像データ / デジタルカメラ
研究概要

歯周疾患は治療を行わなければ歯を失う重大な疾患である.従って,歯周疾患を早い段階で発見することが重要である.本研究の最終目標は,携帯付きカメラ等から送信された歯周画像を口腔評価指数(ORI)に基づいて評価するコンピュータ支援診断システムを構築することである.昨年度は,歯科専用口腔撮影カメラで撮影された歯周画像の歯周状態を定量的に解析する手法を提案した.
本年度は,ORIの判定が,非常にきれいなもの(ORI値:+2)5症例,きれいなもの(ORI値:+1)6症例,どちらとも判断しがたいもの(ORI値:0)8症例,きれいでないもの(ORI値:-1)4症例,きたないもの(ORI値:-2)7症例からなる30人の歯周画像を用いて開発を行った.歯周状態を判断するために,歯垢量と歯肉の形状に着目した特徴量を計測し,それらを入力とした判別分析によって歯周状態の良否を判別した.良好群(ORI値が+2,+1の症例)の正答率は90.9%(10/11),不良群(ORI評価が-2,-1の症例)の正答率は100%(11/11)の結果を得た.また、歯科医が「+」か「-」か判断しがたい症例(ORI値:0)は,本手法でも"判断しがたい"という結果を得た.その結果,歯肉の健康状態,口腔清掃状態を評価するために有用であることが示唆された.本手法の問題点としては,レジン修復などの結果,年月が経ち歯が黄色に変色した部分を歯垢と判断してしまうことである.これらの誤検出は,システムに対する歯科医の信頼を損なうことになるため,今後さらに改良していく必要がある.
実用化に向けての今後の課題としては,携帯カメラの特性や照明条件による色の違いを補正する手法の開発や,より多くの症例を収集し,評価することが必要であろう.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 口腔保健7要因間の因果関係をもとにした地域レベルでの環境・行動評価の試み2005

    • 著者名/発表者名
      河村 誠, 笹原妃佐子, 冨田洋道, 他(6名)
    • 雑誌名

      口腔衛生学会雑誌 55・2

      ページ: 95-99

    • NAID

      110004015533

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi