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笑いによる感情変化の自律神経活動への影響

研究課題

研究課題/領域番号 16659590
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 基礎看護学
研究機関千葉大学

研究代表者

山田 重行  千葉大学, 看護学部, 教授 (20111817)

研究期間 (年度) 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード笑い / 自律神経活動 / 感情 / 心拍変動のスペクトル解析 / 血圧変動のスペクトル解析 / 感性スペクトル解析
研究概要

笑いがヒトの健康に有益であることの科学的根拠を得るために、笑いによる感情変化が自律神経活動に及ぼす影響を客観的・数量的に検討できる実験系を確立することを目的に研究を行った。すなわち、脳波-頭皮上電位分布の相関パターンを時系列で測定し、時々刻々の喜怒哀楽の4種の感情を数値で表現した(感性スペクトル解析装置(ESA-16 ver.1.0 脳機能研究所))。同時に、生理的心拍変動と血圧変動、および手掌皮膚温の変化を連続計測した。ここで得られた心拍変動と血圧変動のスペクトル解析から自律神経活動を評価し(メモリー心拍計(LRR-03GMS)、非観血式連続血圧測定装置(JEWTON-7700 日本コーリン))、笑いによる感情変化と自律神経活動変化とを対応させて検討した。笑いの媒体として、お笑い無声映画(視覚刺激)、漫談(聴覚刺激)、および笑い話(活字による高次脳機能賦活)を用いた。
本研究で構築した測定システムにより、笑いによる感情変化と自律神経活動変化の同時測定と評価が可能となった。笑いの刺激により交感神経優位となり、また、笑いの刺激後に副交感神経優位になることが示された。感情変化はいずれの媒体でも笑い刺激が負荷されているときに誘発され、「喜び」「リラックス(楽)」が増大し、「悲しみ」が減少し、「怒り(ストレス)」は起こらないことが示された。ただし、映画、漫談などの受動的な媒体よりは、笑い話を読むという能動的媒体の方が、リラックス効果、ストレス除去効果の強いことが示された。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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