研究課題/領域番号 |
16659595
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 青森県立保健大学 |
研究代表者 |
山田 典子 青森県立保健大学, 健康科学部, 講師 (10320863)
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研究分担者 |
宮本 真巳 東京医科歯科大学, 大学院医学部, 教授 (30209952)
米山 奈奈子 秋田大学, 医学部, 助教授 (20276877)
山本 春江 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (00315540)
工藤 奈織美 青森県立保健大学, 健康科学部, 助手 (50315553)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ドメスティック・バイオレンス / 支援者 / 看護職 / 早期介入 / 違和感 / 被害者 / 異和感 / 感情 |
研究概要 |
16年度、17年度に調査した事柄を基盤にすえ、早期発見が早期介入の第一歩であり、早期発見チェックリストの周知と活用を促進することを目的に(1)支援者のためのDV研修(4日間)を実施した。研修受講者の職種は、保健師、助産師、看護師、高校教諭、養護教諭、保育士、家族相談士、ケアマネージャー、婦人相談員、いのちの電話相談員、当直相談員、福祉事務所職員、行政職、人権委員、NPOスタッフ(ウィメンズネット青森、青森男女共同参画をすすめる会)、学生(看護学科、福祉学科)の計受講者数41人(のべ参加者数91人)と、職域を越えた受講生が集まることにより、新たなネットワークづくりの推進が図られた。これらのネットワークを活用し、暴力を許さない地域づくりの視点から、、地域住民やNPOスタッフ、行政の方、大学生を交えた(2)デートDVファシリテーター養成研修(2日間)を開催し、マスコミに取上げられ啓発活動の波及効果が図られた。このような取り組みが継続性を持って発展するよう、青森県男女共同参画課と協力し、高等学校教員用にデートDV予防啓発パンフレットを作成した。 看護職への専門的研修としては、依頼のあった病院の看護部に出向き(3)出前DV研修「困難事例への看護-家族支援の立場から家族全体を観る」を実施した。さらに、検察庁職員と連携し(4)法看護学集会(4日間)を開催した。ドメスティック・バイオレンスや児童虐待被害者をホレンジックな視点で観察し、ケアを提供することを学んだ。いずれも現場の看護職の興味・関心が高く、啓発用のリーフレットを作成中である。 今後の課題としては、看護職への啓発活動を展開し、DV被害者支援に関する知識の普及を図ると同時に、警察、医師、弁護士、調停員、救急隊員、教育者、雇用者等との連携を図っていく必要がある。
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