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乳幼児をもつ母親の特性的自己効力感向上を目的とした育児支援ネットワークの構築

研究課題

研究課題/領域番号 16659613
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関大阪教育大学

研究代表者

藤田 大輔  大阪教育大学, 学校危機メンタルサポートセンター, 教授 (70243293)

研究分担者 我部山 キヨ子  京都大学, 医学部, 教授 (20243082)
田中 洋一  神戸大学, 発達科学部, 教授 (60144557)
岡田 由香  神戸大学, 発達科学部, 助教授 (00283846)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード看護学 / 母子保健 / 自己効力感 / IT環境 / 乳幼児健康診査 / 育児支援ネットワーク / インターネット / 特性的自己効力感 / 育児支援ネットコミュニティ / 育児不安感
研究概要

H県N市における乳幼児健康診査対象児(4か月児・1歳6か月児・3歳児)の2164名の母親に、文書でインターネットを利用した育児支援コミュニティ開設の趣旨を説明し、同意の得られた対象に、「育児に関する調査」と題した質問紙調査を実施した。その結果、育児支援ネットコミュニティ参加申し込み者は276名で、その内訳は、乳幼児健診全対象者に対して、初産婦が25.7%、経産婦が17.3%と、初産婦で申し込み希望が多く関心が高かった。
育児支援コミュニティの利用状況を示すホームページへのアクセスは、月平均約100件で、初産婦が66.2%で、経産婦が33.8%であった。月曜日と水曜日のアクセスが比較的多く、全体の約6割を占めていた。逆に土曜・日曜日は5%前後と少なかった。また、最も多い時間帯は、12時〜17時で35.2%であった。掲示板の書き込み内容は、子どもの病気や予防接種について、保育園入園の時期などが挙げられた。初産婦の質問に対し、経産婦が体験談を通してアドバイスをする傾向にあった。
育児支援コミュニティの利用希望者の心理特性では、利用を希望しない者に比べ、手段的支援ネットワークが有意に低く、ストレス反応が有意に高い傾向であった。逆に、育児に対する否定的感情は低く、育児に関する情報や解決策入手の数は多い傾向が観察された。この傾向は、サイト開設後の調査においても変わらなかったが、特性的自己効力感と情緒的支援ネットワークは、サイト開設後の方が比較的高い傾向であった。
以上より、手段的支援の認知が低く、ストレスが高い傾向で、育児情報を探索する傾向にある者が、育児支援サイトを利用する傾向が認められた。結果、育児支援サイトを利用することで、体験者の励ましや助言から、情緒的な支えを得ることで育児に自信をもって対処しようとする効果が期待されることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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