配分額 *注記 |
11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
2006年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2005年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2004年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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研究概要 |
本研究の目的は,今後さらに出現すると予想されるヘテロジニアス環境において,高速フーリエ変換(fast Fourier Transform,以下FFT)の並列アルゴリズムの実現および評価を行うことである。 科学技術計算に用いられる並列計算機としては,これまで並列スーパーコンピュータが主流であったが、最近はPC(パーソナルコンピュータ)を複数台ネットワークで接続した,いわゆるPCクラスタが価格性能比の点から急速に普及しつつある。 PCクラスタでは予算の都合等により,ノードを途中で追加するといった状況が生じることがあるが,その時点では,より高速なプロセッサが既に発表されていることも多いことから,この場合一つのPCクラスタの中で異なる速度のプロセッサが存在することになる。 平成18年度では,平成17年度に行った研究の継続として,CPU性能が3種類のヘテロジニアス環境における並列FFTアルゴリズムの研究を行った。 このヘテロジニアス環境における並列FFTアルゴリズムに関しては,平成17年度に行った,CPU性能が2種類のヘテロジニアス環境における並列FFTアルゴリズムをもとに拡張を行った。CPU性能が3種類のヘテロジニアス環境を実現するために,平成17年に購入したPCクラスタに4台のPCを追加すると共に,性能評価を行った。 また、平成18年度に行った研究成果を国際会議等で発表すると共に,それらの内容をまとめて学術雑誌等に論文を投稿する予定である。
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