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顔画像に基づく肌のきめモデルの構築と顔画像処理への応用

研究課題

研究課題/領域番号 16680007
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 メディア情報学・データベース
研究機関株式会社国際電気通信基礎技術研究所

研究代表者

向田 茂  株式会社国際電気通信基礎技術研究所, 人間情報科学研究所, 研究員 (70374105)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
2005年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2004年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
キーワード顔 / 画像合成 / 年齢操作 / 肌のきめ
研究概要

顔画像合成では、顔の特徴的な部位(例:目じり)に特徴点と呼ばれる点を取り、顔の特徴を記述する。しかし、この特徴点は一般的には位置情報であり、形状の操作には適しているが、肌のきめなどのテクスチャに分類される情報に対しては、効果的に操作することができない。本研究では、「肌のきめ」に着目し、肌のきめを記述する構造を検討すると共に、肌のきめの程度を操作する手法の開発を進めてきた。肌のきめの操作が可能となれば、こどもの肌から大人の肌へ、あるいはその逆といった操作が可能となる。また、他の年齢知覚に関わる要素とあわせ、複合的に操作することで、リアルな年齢操作が可能となる。
肌がどのような特性を持っているかを知るためには、複数の肌の情報が必要である。そこで、年代ごとに複数の顔画像を収集した年代別顔画像データベースの構築を進めた。一般的に顔画像データベースというと、20代から40代程度の成人の顔画像で構成されることが多いが、本研究の性質上、より広範囲な年齢幅での顔画像が必要となることから、2年間で0歳から80歳代まで、500名を超える顔画像を収集した。
収集した肌のきめ画像データを用い、肌のきめの年齢特徴の検証を行った。肌のきめは、毛穴などの周りにできた微小な皮膚の凹凸から成り立っていると考えられる。これらの凹凸は2次元画像では肌の色の濃淡として表現できる。この濃淡の繰り返しを波と考え、波の状態を操作する手法の開発に取り組んだ。こどもの肌は濃淡の変化が少なく、毛穴の間隔も密である。一方、大人は濃淡の変化が大きく、毛穴の間隔が広い。この性質を利用し、波の周波数と振幅を操作する手法を検討した。
年代ごとにカテゴリ分けした顔画像の肌のきめについて統計分析を行い、年代ごとの肌のきめ(濃淡)の程度と、ばらつきを計測した。また、これらの値を個人の顔画像に適用することで、肌のきめの操作が可能であることを確認した。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 産業財産権 (1件)

  • [産業財産権] 顔画像走査装置および顔画像操作プログラム2005

    • 発明者名
      向田 茂
    • 権利者名
      株式会社国際電気通信基礎技術研究所
    • 産業財産権番号
      2005-009723
    • 出願年月日
      2005-03-29
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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