研究課題/領域番号 |
16689015
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
竹下 治男 島根大学, 医学部, 教授 (90292599)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
27,820千円 (直接経費: 21,400千円、間接経費: 6,420千円)
2006年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2005年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2004年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
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キーワード | DNA型 / 血液型 / 超高感度検出法 / 微量体液斑 / 型判定 / DNaseI / DNASE1多型 / HumDN1多型 / DNase I / PCR / 精製 / DAFO / 尿 / 尿斑 |
研究概要 |
最終年度にあたり、DNA型および血液型の超高感度検出法の開発、とくに微量体液斑について、個人識別能が高いうえ、経時変化に抵抗性を示す、デオキシリボ核酸分解酵素(DNaseI)型における実用化の検討やデータベース作成を行った。DNaseI多型において、既存のDNaseI(DNASE1)多型に加えて、最近、ヒトDNaseI遺伝子のイントロン4内に存在している反復塩基配列が新規なVNTR多型であることが解明され、HumDN1多型と命名された。しかし,ヒトDNaseIの多型頻度分布調査はこれまでのところ,日本人およびドイツ人の2集団に限られている.そこで本研究では,島根県在住の日本人、韓国人およびモンゴル人集団の微量血液、トルコ人およびアフリカオバンボス人集団の微量血痕由来DNAから,等電点電気泳動に基づく蛋白多型検出ではなく,新たな同時PCR法に基づくDNA多型同時検出法開発によりDNASE1およびHumDN1多型の頻度分布調査を行った。両多型とも、トルコ人集団の出現頻度はドイツ人集団に類似しており,DNASE1*2、HumDN1*4およびHumDN1*5の出現頻度は他集団に比べ有意に高かった.アフリカオバンボス人集団では、HumDN1*1およびHumDN1*3の出現頻度が他集団に比して有意に高かった。アジア人3集団においては、両多型とも類似した集団データを示した。DNaseI遺伝子に存在するDNASE1多型とHumDN1多型との間の相関について解析したところ、両多型の間に連鎖不平衡が認められた。いずれの集団においても、HumDN1*3はDNASE1*1と、HumDN1*4およびHumDN11*5はDNASE1*2と有意に相関していた。以上から、今回構築し得た微量体液斑からの両DNaseI多型検出法は、DNA型および血液型の超高感度検出法開発の一助になり得るものと考えられた。
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