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古典論理に基づく非決定的計算体系

研究課題

研究課題/領域番号 16700012
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 情報学基礎
研究機関京都大学

研究代表者

中澤 巧爾  京都大学, 情報学研究科, 助手 (80362581)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード古典論理 / カリーハワード同型 / コントロールオペレータ / シーケント計算 / 強正規化性 / CPS変換 / 置換簡約 / 強正規化可能性
研究概要

本研究では,昨年度に引き続きカリーハワード同型の意味で古典論理と対応する型理論を持つ計算体系に関して以下の点について研究を行なった.
コントロールオペレータを含む計算体系のCPS変換を用いた強正規化性の証明
コントロールオペレータを含む計算体系の型理論は,古典理論と対応することが知られているが,そのような計算体系に対しては強正規化性と呼ばれる性質が基本的な性質として期待される.コントロールオペレータを含む計算体系の強正規化性の証明法としてCPS変換を用いて既知の強正規化性に帰着させる方法が知られているが,この方法を用いた多くの既存の証明には継続消滅と呼ばれる同様の原因に依る誤りが含まれていることが既に指摘されている.本研究では,昨年度この誤りに対する解決として提案した新しいCPS変換であるCGPS変換を用いる方法をさらに改善し,より広い体系に適用可能な証明方法を提案した.実際に,昨年度の方法では解決できなかった,選言と置換簡約を含むような古典論理に対応する計算体系の強正規化性を,新しいCGPS変換による方法で解決した.さらに,本方法が値呼びλμ計算や一般的除去規則を含む自然演繹古典論理の強正規化性の証明にも適用できるなど,本方法がより広汎な体系に適用可能であることを示した.
またこれとは別に本研究では,既に中澤と龍田によって提案されている増加項と呼ぼれる概念を用いても置換簡約を含む自然演繹古典論理の強正規化性を証明できることを示した.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 選言を含む自然演繹古典論理の強正規化性2006

    • 著者名/発表者名
      中澤巧爾, 龍田真
    • 雑誌名

      第8回プログラミング言語およびプログラミング言語ワークショップ(PPL2006)論文集

      ページ: 187-202

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] コントロールオペレータをもつ計算体系の強正規化可能性のCPS変換を用いた証明2005

    • 著者名/発表者名
      池田聡, 中澤巧爾
    • 雑誌名

      第7回プログラミング言語およびプログラミング言語ワークショップ(PPL2005)論文集

      ページ: 171-186

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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