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構文情報に基づくプログラム要素のトレーサビリティに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16700034
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 ソフトウエア
研究機関和歌山大学

研究代表者

福安 直樹  和歌山大学, システム工学部, 助手 (60324993)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードトレーサビリティ / 構文情報 / ソフトウェアリポジトリ / バージョン管理
研究概要

前年度に構築した,構文情報に基づくバージョン管理システムの上で動作する,プログラム要素のトレーサビリティを実現するアプリケーションの一つとして,C言語を対象としたバージョン間関連ビューアを実現した.本ツールは,2つのバージョンの間における,ソースプログラムを構成する要素の対応関係を表示する.対応関係を表現するためのインタフェースとしてJavaScriptを含むHTMLを採用し,JavaScriptに対応したHTMLブラウザ上で閲覧することができる.
画面の左側に前のバージョンのソースプログラム,右側に後のバージョンのソースプログラムが表示され,後のバージョンのコード断片にマウスカーソルを載せることにより,対応する前のバージョンのコード断片が強調表示される.比較する2つのソースプログラムは,隣接するバージョンである必要はなく,対応関係は,構文情報に基づくバージョン管理システムから求められる.
HTMLをベースにした単一のバージョン内でのクロスリファレンサは,既存の研究において実装されているが,本ツールの仕組みを用いることにより,単一のバージョン内でのクロスリファレンスと,複数バージョン間での構文要素の対応関係の閲覧を同時に可能にするツールは容易に構築できる.プログラムを理解するためには,単一バージョンのプログラム内の情報だけでなく,該当部分の変更履歴が必要になる場合があり,このような場合の理解支援ツールとして利用できる.本ツールはC言語を対象に実装を行なったが,本手法は言語に依存したものではなく,他の言語にも適用可能である.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] ソフトウェアの解析と書換え技術との連携によるCASEツール開発2006

    • 著者名/発表者名
      福安 直樹
    • 雑誌名

      情報処理学会シンポジウムシリーズ,ウィンターワークショップ2006・イン・鴨川論文集 2006巻・2号

      ページ: 59-60

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] プログラムの構文要素に基づく版管理システムのための差分取得手法2005

    • 著者名/発表者名
      福安 直樹
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告 105巻・490号

      ページ: 43-48

    • NAID

      110003488395

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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