研究課題/領域番号 |
16700036
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ソフトウエア
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
吉田 敦 和歌山大学, システム情報学センター, 講師 (50283495)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ソースプログラムの書換え / プログラム変換 / プログラム閲覧支援 / CASEツール / プログラム理解 / 前処理 / プログラム差分 |
研究概要 |
ソースプログラムのビューとして、プログラム間の差分を取り上げ、差分の取得や、二つのプログラムの差異を補完していくことで、差分の理解を支援する環境の構築を行なった。また、ユーザがビューを自由に変更できる、ウェブブラウザを利用したソースプログラム閲覧支援システムの構築も行なった。さらに、そのような環境を構築するための基盤技術として、プログラムの表現形式の一つであるStreamCodeの提案と評価を論文として発表した。また、プログラムの実行時のコントロールフローやデータフローをビューとして捉え、フローを理解するために必要な情報を取り出すプローブを自動的に埋め込んだり、取り除いたりする環境について研究を行い、ツールを構築した。これらの研究を通して、基盤技術であるStreamCodeの問題として、ソースプログラムの書換えをツールとして記述すると、その記述が極めて直感的にわかりにくいことを確認したため、ソースプログラムのパターン変換記述を容易に行なうための手法について、検討と試行を行なった。ソースプログラムに対するパターンは、これまではStreamCodeに対する正規表現として記述していたが、対象とするソースプログラムのプログラミング言語に合わせた記述に変更し、その記述からStreamCodeに対する正規表現に変換する手法を取った。また、実際に簡単に実例について検証し、自動的に変換できることを確認した。プログラムに対するパターンは、プログラムに対するビューを定義するうえで不可欠であり、今後も引き続き研究してくことが必要である。
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