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組込み機器向けソフトウェアの省メモリ指向プログラム特化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16700039
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 ソフトウエア
研究機関九州大学

研究代表者

中西 恒夫  九州大学, 大学院システム情報科学研究院, 助教授 (70311785)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード組込みシステム / コンポーネント / プログラム特化 / 例外処理 / 組込み / 省メモリ
研究概要

外部ソフトウェア部品は,より多くのアプリケーションに適用できるように再利用性を追求しており,その代償として個別のアプリケーションでは不要なパラメータ検査等の計算時間やコード量における余剰のオーバーヘッドを孕んでいる.本研究では,外部ソフトウェア部品の汎用性ゆえのオーバーヘッドを削減し,対象環境にあわせてアプリケーションと外部ソフトウェア部品を一体的に適応化/最適化する研究を行った.
平成17年度は,ITRON, Linux等の特定のオペレーティングシステムを対象に,オペレーティングシステムとアプリケーションの一体的特化を検討する予定であったが,ITRON等のオペレーティングシステムのコンポーネント化が進められていることを鑑み,組込み向けコンポーネントを対象としたアプリケーション特化を検討することとした.
Philips社で開発された組込み向けコンポーネントであるKoalaは,そのコンパイラにおいて積極的に静的評価を行い,ある程度のプログラム特化をすでに実現している.そこで,本研究ではKoalaを補強・拡張するとともに,さらに前年度に使用したC言語用プログラム特化器C-Mix/IIを,Koalaコンパイラの出力するC言語コードに適用することで,組込み機器向けソフトウェアの特化を図るアプローチをとることとした.Koalaでは,例外処理機構が整備されていないため,本研究ではKoalaの拡張として例外処理モデルを定め,当該モデルに即した例外処理コードの生成法の考案と性能評価を今年度行った.当該例外処理コード生成を対象としたプログラム特化については,今年度中に成果を出すことはできなかった.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 組み込みコンポーネントにおける例外処理機構の一実装2006

    • 著者名/発表者名
      殷 中翔, 中西 恒夫, 福田 晃
    • 雑誌名

      組込みシステム合同研究会論文集

      ページ: 2-9

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Koala例外処理拡張による実行時オーバーヘッドの評価2006

    • 著者名/発表者名
      殷 中翔, 中西 恒夫, 福田 晃
    • 雑誌名

      情処研報(システム評価研究会) (2006年3月20日発表予定)

    • NAID

      110004729011

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] An Application Method of Program Specialization to Avoid Code Size Overgrowth2004

    • 著者名/発表者名
      Yusuke Hattori et al.
    • 雑誌名

      The 7th Joint Workshop on System Development(JWSD2004) (口頭発表)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] プログラム特化適用法による速度とコードサイズのトレードオフ評価2004

    • 著者名/発表者名
      服部 勇祐 他
    • 雑誌名

      情処研報 Vol.2004, No.62

      ページ: 29-34

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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