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電子メールのための暗号化通信用圧縮アルゴリズムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16700049
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 計算機システム・ネットワーク
研究機関筑波大学

研究代表者

木村 成伴  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 助教授 (20272180)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードSMTP over TLS / SMTP / TLS / SSL / DEFLATE / 圧縮アルゴリズム / 電子メール / 暗号化通信プロトコ / 暗号化通信プロトコル
研究概要

本研究の目的は,暗号化通信プロトコルTLS(Transport Layer Security)上で電子メール送信プロトコルを用いるための効率的な圧縮アルゴリズムを開発することである.昨年度は,電子メール送信プロトコルSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)をTLS上で用いるSMTP over TLSを対象とし,SMTPに特化した圧縮方式の開発した.この方式では,SMTPで送信されるデータを一律に圧縮するのではなく,テキストエンコードされた部分とそうでない部分に分割し,エンコードされた部分を元のデータにデコードする他,既に圧縮されている部分は圧縮せずにそのまま伝送し,それ以外の部分のみを圧縮するという特徴を持つ.
研究最終年度の今年度は,提案方式の性能評価実験を昨年度の結果から更に充実させるとともに,その研究成果を論文としてまとめ,研究発表の項で示した国際会議ICOIN2006にて発表を行った.しかし,この提案方式には通信を傍受している第三者に通信内容を推測する手がかりを与える可能性があるという問題がある.すなわち,本方式により圧縮された部分は送信されるデータサイズが小さくなり,そうでない部分はデータのサイズは元のままである.その結果,データサイズが小さい部分についてはテキストなどのデータが,そうでない部分は画像などのデータが送付されたことを第三者に知られてしまう.このことは,通信データを圧縮するプロトコル全般に生じる問題であると考えられる.そこで,論文の発表時において,この問題を解決するための改良案を提示している.現在この方式が実用的な速度で提供可能であるかどうかを検討している段階である.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] A Compression Method Designed for SMTP over TLS2006

    • 著者名/発表者名
      Daigo Manabe, Shigetomo Kimura, Yoshihiko Ebihara
    • 雑誌名

      Proceedings of the International Conference on Information Networking 2006 (ICOIN 2006)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] SMTPにおける汎用圧縮アルゴリズムを導入したTLSの有効性の評価とその検討2005

    • 著者名/発表者名
      真部大五, 木村成伴, 海老原義彦
    • 雑誌名

      第67回情報処理学会全国大会講演集 3

    • NAID

      170000170696

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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