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電圧可変マルチタイミング・インタフェースの設計技術に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16700051
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 計算機システム・ネットワーク
研究機関東京大学

研究代表者

今井 雅  東京大学, 先端科学技術研究センター, 科学技術振興特任教員(特任助教授) (70323665)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードマルチタイミング・インタフェース / 動的電圧制御 / 非同期式回路 / SDIモデル / 遅延変動
研究概要

本年度は、前年度の成果として得られた電圧可変マルチタイミング・インタフェース回路に関して、将来の製造プロセスにおいても有効であることを確認するため、東大VDECにおける試作サービスにおいて提供された90nmプロセステクノロジに基づいてHSPICEを用いて性能を評価した。その結果、電圧レベルコンバータ挿入によるオーバーヘッドは小さく、高い速度性能を維持できることが確認出来た。
また、製造時のプロセス変動や動作時の電圧・温度変動等の様々な要因による遅延変動に対して、速度性能の高い回路を実現するための手法の一つであるSDIモデルに基づく束データ方式非同期式回路設計に関して、組み合わせ回路の製造時の遅延変動に応じて最適なタイミング信号を設計するための遅延線ライブラリ、及び動作時の予測可能な遅延変動に対して適切なタイミング信号を選択する遅延回路設計方式を提案し、90nmプロセステクノロジを用いて評価し、その有効性を確認した。
さらに、多数の機能ブロックが一つのチップ上に集積されるシステムオンチップにおけるブロック間通信に関して、タイミングプロトコルの違いと回路方式の違いによる得失利害をHSPICEを用いて評価した。タイミングプロトコルとして、クロック信号と呼ばれる一定周期の方形波を用いる同期方式と、要求-応答ハンドシェイクに基づいて動作する非同期方式、回路方式として配線にリピータを挿入する方式と配線にラッチを挿入してパイプライン化する方式の組み合わせをそれぞれ評価し、スループット重視の場合は同期式パイプライン、レイテンシ重視の時は非同期方式を採用するべきである等、アプリケーションの要求する性能に応じた適切な方式とその選択の指針を示した。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006 2005 2004

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] Dynamic Multi-grain Pipelined Interconnect2006

    • 著者名/発表者名
      Masashi Imai, T.Azuma, K.Watanabe, M.Kondo, H.Nakamura, T.Nanya
    • 雑誌名

      DATE06 Friday Workshop Notes

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] A Novel Design Method for Asynchronous Bundled-data Transfer Circuits Considering Characteristics of Delay Variations2006

    • 著者名/発表者名
      Masashi Imai, Takashi Nanya
    • 雑誌名

      Proc.of Async2006 12th

      ページ: 68-77

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 遅延変動特性を考慮したタイミング信号設計方式に関する検討2005

    • 著者名/発表者名
      今井雅, 渡邊孝一, 近藤正章, 中村宏, 南谷崇
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告 VLD2005-59

      ページ: 31-36

    • NAID

      110004018518

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Evaluation of Delay Variation in Asynchronous Circuits Based on the Scalable-Delay-Insensitive Model2004

    • 著者名/発表者名
      Masashi Imai, Metehan Ozcan, Takashi Nanya
    • 雑誌名

      Proc.of Async2004

      ページ: 62-71

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 遅延変動を考慮したスタンダードセルライブラリの構築と評価2004

    • 著者名/発表者名
      小暮千賀明, 今井雅, 近藤正章, 中村宏, 南谷崇
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告 VLD2004-63

      ページ: 13-18

    • NAID

      110003318178

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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