研究課題/領域番号 |
16700061
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計算機システム・ネットワーク
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤川 賢治 京都大学, 情報学研究科, 助手 (40293899)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 無線インターネット / 高速ハンドオーバー / みあこネット / IPv6 / LIN6 / MISP / VPN / PPTP |
研究概要 |
研究実績の概要: 研究の目的は次の三つの機能を実現する無線ルータの開発である。 ・VPN(PPTP)サーバの分散化を行う。 ・無線端末にIPv6アドレスを配布することによって。End-to-End、Peer-to-peerの通信を可能にする。 ・LIN6及びMISPと呼ぶ技術を導入することで、高速認証及びモビリティ、高速ハンドオーバーを実現する。 本研究ではこれまで集中管理センターで運用されていたPPTPサーバをResidential Gateway(以降RG)RGに組み込む。無線端末は、他のRGに無線で接続し、そのRG経由で自社や自宅で運用されているHome RGにPPTP接続することで安全にインターネットに出ることができる。 さらにRGに付けられたIPv4アドレスを6to4(http://www.6to4.jp)と呼ばれる技術によって、複数のIPv6アドレスを得、個別のIPv6アドレスを各端末に配布する。これによってみあこネット4では、各端末がEnd-to-End、Peer-to-peerで通信できるようになる。 これらの研究目的を達成するため、 プロトコルに再検討を加え、それに基づいた実装を行い、評価実験により有効性を確認した。 ・VPNサーバ(PPTPサーバ)機能の実装及び評価 前年度までのVPNサーバの実装を踏まえ、プロトコルを改良し、実装、評価した。 ・IPv6/LIN6アドレッシングアーキテクチャの検討 前年度まではノードIDと位置情報をどのように分離するか、またDNSへの登録方法、既存IPv6アドレスとの互換性に関して検討していた。平成17年度は基地局に実装し評価した。 ・LIN6における位置情報交換プロトコルの検討 前年度までは端末同士、また端末と位置情報管理エージェントとの間の通信プロトコルを検討していた。平成17年度は基地局及び端末に実装し評価した。 ・MISPプロコトコルの検討 前年度まではモビリティと高速ハンドオーバを可能とする、無線基地局と無線端末間の認証プロコトルを検討していた。平成17年度は基地局及び端末に実装し評価した。
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